1990年(平成2年)登場の3-1号機「アメリカーナマグナム」(ユニバーサル)
(ボーナス確率)
※追記(2016.11.30)
現在、ネット上には本機のボーナス確率について2種類の
解析データが存在。4年前の本記事作成当時は(B)の値が
正しいものと思っていたが、基板解析を行う複数のサイトが
(A)の解析データを掲載している。当ブログは一般ファンの
懐古ブログなので、根拠もなく解析サイトに異を唱えるのは、
失礼に当たるだろう。以後は(A)の解析値を採用させて頂く。
(比較用に、A、B両方の数値を併記)
(A)
Big Reg Sin BRS合成
設定1 1/546 1/136 1/57 1/37.41
設定2 1/436 1/136 1/57 1/36.78
設定3 1/356 1/136 1/57 1/36.09
設定4 1/298 1/136 1/57 1/35.40
設定5 1/252 1/136 1/57 1/34.64
設定6 1/230 1/136 1/57 1/34.19
(B)
Big Reg Sin BRS合成
設定1 1/468 1/157 1/52 1/49.88
設定2 1/409 1/146 1/50 1/34.14
設定3 1/364 1/132 1/49 1/32.54
設定4 1/327 1/120 1/48 1/31.03
設定5 1/297 1/110 1/46 1/29.14
設定6 1/256 1/93 1/46 1/27.47
ビッグボーナスは「鉄砲」
本機のメインボーナスは、やはりビッグではなくレギュラーだろう。設定1~6共通で「1/136」。ビッグの約2~3倍の出現率を誇った。
ゲーム性が単調にならぬよう、絶妙なタイミングでリーチ目が出るが、大抵は「BAR」揃いのシングルだった。払い出しは7枚+JACゲーム15枚。集中役もない為、ほぼ小役扱いといっても良い。
ビッグ、レギュラー、シングルの3種ボーナスが織りなす出玉の波は、ハッキリ言って「マイルド」の一言である。ただ、懐に余裕のない時に、低投資でボーナスを引きたい、リーチ目を拝みたい、などといった時には、大変重宝する台だった。
レギュラーボーナスが全設定で高確率の一方、ビッグボーナス確率は大幅に抑えられていた。レギュラー中心のマッタリとしたゲーム性は、激荒3号機の流行に反していたが、個人的には一日打っても飽きる事はなかった。
なかなか出て来ないビッグボーナスだけに、運良く引いた時のお得感は、他の機種より当然大きかった。あの軽快なファンファーレも、そんなビッグのプレミア感を高めていた。
コンチでお馴染みの「中段単チェリー」「角単チェリー」「平行連チェリー」や、センチュリーやリバティベルシリーズの「7テンパイ形」など、ユニバフリークには堪らないリーチ目も多く用意されていた。制御上、通常は15枚役のベルやプラムを優先テンパイさせるが、この制御が崩れた時もチャンスとなる。
BARテンパイのリーチ目が出現した場合、右リールでBARを蹴ればビッグ・レギュラーが確定する…この瞬間が堪らなかった。また、低確率のビッグボーナスも、時にはクレジットでポンポンと連チャンする事だってあった。その一方で、鉄板の中段単チェリーや7テンパイ目が入ったのに、狙ってみるとあっさりシングル、なんてパターンが連続して泣かされる事も…。
1991年当時、東京・町田のパチスロ専門店「TAC5」(閉店)に、本機が4シマ・40台程設置されていた。町田に出向いた時は、必ずこの店に顔を出していたが、店に向かう途中、いつも「レギュラーボーナス連打⇒ビッグボーナス」という黄金パターンをイメトレしていた。
ただ、調子の悪い日は、何度リーチ目が出てもシングルボーナスばかりで、ビッグはおろかレギュラーさえ引けず店を後にすることもあった。7枚交換店とはいえ、決して設定状況は甘くなかった。ただ、大好きなアメマグに触りたい一心で通い続けた。
1991年後半辺りから、「マッタリ」とは無縁のビッグ連チャンVerが登場し始めた。夕方6時からの新装開店なんかだと、この裏アメマグの瞬発力は非常に有難かった。当然、ハマる台は穏やかな波とは無縁のハマリを繰り返し、閉店までにン万円逝かれる事も…。