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(90年代のパチンコ・パチスロ情報がメイン)

アミダロード(西陣、デジパチ)

2012-03-20 00:43:31 | 現金機デジパチ

1995年(平成7年)登場の現金機デジパチ「アミダロード」(西陣)

 

★賞球5&11

★大当り確率1/83

★最大継続ラウンド:6R(平均出玉600個)

★時短機能搭載

・9種類の大当り絵柄のうち、7で当ると時短に突入。以後、9で当るまで時短は継続

・時短突入率=1/9(11.1%)、時短継続率=8/9(89.9%)


 

スペック的には、現在の甘デジに近いといえる。ただ、「甘デジ」は当時存在しない言葉なので、本機を「甘デジのはしり」とは、あまり言いたくない。

 

当時、同様のゲーム性を持つ代表機種に「ファンキードクター」(マルホン)があった。それに比べて設置は少なかったが、面白さの点では負けていない。後に「アミダッチ」として再販。

 

出玉を見れば判るが、普段はデジパチという名の「ハネモノ」である。デジタルも適度に当り、マッタリとした展開を楽しめた。しかし、一旦時短絵柄の「7」で当ると、事態は急変する。

継続率約9割の時短突入後は、約10%の転落抽選を引くまで、ひたすら時短が続く。平均連チャン数は約10回だが、運が良ければ20連、30連と当りを重ねる事も可能であった。それでも、出玉的にはジワリジワリと増える感じだったが…。

また、時短中の止打ちも、非常に効果が高かった。

 

(リーチアクションの妙)

通常時はノーマルリーチがメインだが、時短突入絵柄の「7」でリーチがかかると、アミダクジのような迷路を進むスーパーリーチに必ず発展する。

ノーマル:右デジがスクロールする。通常絵柄はこのパターンでのみ当る。また、時短中は、9以外の絵柄は必ずノーマルで当るようになっていた。

 

通常時、「7」のリーチは100%スーパー(アミダリーチ)に発展。キャラの男ネズミが、アミダクジのような迷路を、左から右に進む。最終的に、右端の女ネズミに辿り着けば大当り。

このアミダリーチが、結構面白かった。ネコが道を塞いだり、川が道をせき止めたりと、途中で様々なトラップに遭遇するのだ。で、ようやく右端に到着しても、ハズレ穴でガックリ…。パワーアップチーズを食べると、ネコを倒したり分身の術が使えたりする。そうそう、川の上には橋が架かっていたな。

ただ、通常時はアツいアミダリーチも、時短中は逆に厄介な存在となった。というのも、時短終了絵柄の「9」でリーチが掛かると、超高確率でアミダリーチに発展したからだ(その他の絵柄では、発展しない)。この時ばかりは、「外れろ~、外れろ~」と、念を送りながら液晶を睨んでいた。

 

それから、大当り絵柄の「ユルユル加減」も相当だった。4種類ある数字(0,7,8,9)は、全て顔入りのキャラクターだが、まるで子供が描いたようなラフさだった。まぁ、そこを敢えて狙ったのだろうが…。

また、数字以外の絵柄については、一応全てのキャラに名前が付いていた。

上段:左から、0、8、「バンデ」(宿敵のネコ軍団のボス)、「長老」(モグラ)

下段:左から、「本」、「リボン姫」(マドンナの女ネズミ)、「マックス」(主人公の男ネズミ)

まさに、脱力感タップリのユルキャラ軍団である。

 

大当り中は、6ラウンドという短さにも拘らず、三つの異なるストーリーが用意されていた(「勇者マックスの旅立ち」「パワーアップチーズ探しの旅」「バンデ一味との決闘」)。大当り毎に、これらのストーリーが順に繰り返された。

 

(良い年した大人が、打っていて恥ずかしくなるような、ネコキャラの可愛いアタッカー。まぁ、女性のウケは良かったのだろう。)