まにあっく懐パチ・懐スロ

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(90年代のパチンコ・パチスロ情報がメイン)

ブンブンブン(パイオニア、4号機)

2013-01-13 17:50:04 | パチスロ4号機

1997年(平成9年)にパイオニアから登場した4号機「ブンブンブン」

 

(当時の広告…キャッチフレーズは「緊急指令!攻撃合図はブンブンブン」

 

(ボーナス確率)

    設定1  設定2  設定3  設定4  設定5  設定6

B 1/282  1/260 1/248  1/240  1/240  1/240 

R 1/630  1/585 1/565  1/546  1/442  1/364

ビッグボーナス偏向型で、設定1でもビッグ確率は/300を切る。レギュラー確率には、明確な設定差アリ。小役減算値を利用した設定判別が可能で、通常時のハサミ打ち小役狙い、ビッグ中のリプレイハズシなど、技術介入性は豊富だった。


 

同年登場の「ベジタンV」に次ぐ、パイオニア・大量リーチ目搭載機第2弾。

ベジタンは「野菜」だったが、本機は「昆虫」をモチーフにしており、メインキャラの「ハチ」をはじめ、トンボ、カマキリ、テントウムシなどを図柄に採用した。下パネルのカラフルなデザインも目を引いた。

ビッグボーナス絵柄は、赤7、青7、黒(緑)7の3種類。「グーパンチ」を決めたハチの青7、虫の姿にあしらった黒(緑)7など、パイオニアらしい斬新なデザインであった。

 

「3000以上」といわれたリーチ目は、前機ベジタンVの流れをくむ。リプレイ(カマキリ)のL字・山型・谷型、小役ハズレ型、チェリー付ボーナスの中段ハサミ目、3連チェリー、シティーボーイ目(変則型)など多彩だった。

ボーナス絵柄の一直線型(中段は弱い)・山型・谷型なども有効。特に、右リール上下段に赤7or青7orチェリーがあれば、強い目となった。

リール窓上部両脇には、赤い花をあしらった「サイドランプ」を配置。リーチ目主体の機種なので告知機能はないが、ボーナス絵柄テンパイ時やビッグボーナス中に点滅する。

個人的には、 ビッグ中の音楽が好きだった。特に、小役ゲーム中のBGMで、CからAに転調する独特の響きが良かった。

 

(現役時に本機と遭遇した店)

新宿・東南口「パチスロ悟空Ⅱ」、高田馬場・さかえ通り「BBステーション」など

 

(旅打ちビデオ)

本機は、「パチスロ攻略M」誌の「旅打ちビデオ」(CS番組のビデオ版)にも登場。

BOSSとしのけんの両氏が、大阪に遠征した際に、本機が対戦機種に選ばれた。実戦者はBOSSで、設定判別で6が落ちたにも拘らず、ハマリがきつく、思うようにボーナスが引けずに、約2万の負けとなった。ノーマルの単なる「ヒキ負け」か、或いは…(以下自粛)。なお、BOSSの実戦ホールは大阪・東成区の「ローズガーデンいちばんデる」

一方、この日のしのけんは、サミーの大量獲得機「ビンビンカミサマ」で高設定台を奪取、大勝ちを収めた(実戦ホール⇒「ローズガーデン2番館」。後に、パイオニア不遇の名機「ダルマサン」も設置)。

 

 

(シオサイ30)

本機の直後に登場した沖スロ「シオサイ30」(1997年)は、筐体、リール制御、図柄配列などが、ブンブンブンと共通であった。リールスタート音やストップ音も一緒で、設定判別やリプレイハズシなどの技術介入性も、同様に備わっていた。

ただ、ブンブンブンで飾りだった「サイドランプ」が、シオサイ30ではハイビスカス型の「ボーナス告知ランプ」へと変わった。この点は、非常に大きな変更である。

当時、この「ブリチカ」告知ランプにすっかりヤラれた私は、ブンブンブン以上にシオサイ30を多く打ち込んだ。シオサイ30は、90年代にもっとも追いかけた「メイン機種」の1つだ(新宿、四谷3丁目、登戸、向ヶ丘遊園、溝の口、川崎、自由が丘、青葉台、旅打ちでの名古屋駅、今池など)。