1992年(平成4年)にSANKYOから出たデジパチ「フィーバーキングII」
大当り確率1/254で出玉は2400発。保留玉での連チャンがアツかった。
当時としては規格外のデカいドラム、初めて見たときは「なんじゃ、こりゃ!」と圧倒された。
それまで、F・レクサスやF・フラッシュなど、こじんまりとしたドラムに慣れてたので当然だろう。
リーチアクションも斬新で、一度「外れた」と思っても、そこから再始動で大当りになるパターンには新鮮な驚きを覚えた。
なんせ、平成初期のデジパチといえば、一度リーチがハズレたらテコでも動かない「一発勝負」が当たり前だった訳で…。
また、ダブルリーチも打ち手をアツくするポイントだった。赤7&F、赤7&2連BAR、青7&チェリーの3パターンが存在した。
大当り時の「ピキーン」という脳天に突き刺さりそうな高音、これが実に気持ち良かった。
三共お得意の保留玉連チャンも健在で、大当り後の保1~保3は、それぞれ約1/16の確率で大当りとなった。トータルの連チャン率は約18%と、結構な連チャンを見せてくれた。
ステージのクセで、回る台と回らない台の差がかなり大きいのも特徴だった。初期の頃は、止め打ちを駆使すると千円で50回以上、ともすれば100回も回る「お宝台」が眠っていたものだ。
後継機のフィーバークイーンも人気だったが、やはり元祖デカドラムのキングIIは、それまでのデジパチのイメージを大きく変えた「エポックメイキング」な一台だろう。