1994年(平成6年)11月にSANKYOから登場した現金機デジパチ「フィーバーバニーガールズ」
★賞球7&15
★大当り確率1/205
★出玉2400個(16ラウンド継続)
★連チャン性のないノーマル機(連チャン機規制時代に登場)
1994年下半期のSANKYOといえば、何といっても同社一押し機種のFネプチューン&FウォーズIに勢いがあった(94年9月6日、両機お披露目となる三共・新台発表会が「新高輪プリンスホテル・飛天の間」で開催)。他の現金機では、FファイターI、FファンタジーIII、FビューティフルIIなども人気で、CR機のCRFワールドI、CRFネプチューンなども設置を伸ばした。
(’94秋・SANKYO新台発表会・入口付近の様子。美人コンパニオンが来場者を出迎える。)
もちろん、旧台のFクイーンII、FパワフルIII、FガールズIなどの定番機種も、ホールでは相変わらずの人気を博していた。
それらに比べると、残念ながら本機の設置は伸びなかった。知名度は低い本機だが、新たな液晶の試みもなされており、デジパチ史的には重要な一台といえる。
本機は、デジタル部にTFT(Thin Film Transistor)液晶ディスプレイを採用した事で知られる。従来のSTN(Super Twisted Nematic)液晶のような画面の粗さはなく、立体的かつ鮮明なモニター表示を実現。
これにより、従来機の欠点である「光反射や視野角による画面の見づらさ」も、解消される事となった。
大当り中は、この美麗画面にセクシーなバニーガールが登場して、打ち手を祝福する。
また、SANKYOお得意のワープルートも搭載。液晶左右のワープチャッカーに入賞した玉は、ステージ上にワープしてヘソを狙う。従来機に比較して、ワープ性能は高い。
大当り絵柄は7、BAR、JAC、$、ベル、スペード、クラブ、ハート、ダイヤの9種類。5ライン有効だが、ダブル揃いが2カ所ある為、大当りパターンは43通りとなる。
デジタルは、左⇒右⇒中の順で停止。ブラックを基調とした液晶画面では、3種類のリーチアクションが繰り広げられる。
(1)ノーマル…左右テンパイ後、中デジタルが通常スクロールする。信頼度は低いが当る事あり。
(2)スロー…ノーマルから発展。中デジタルが大当り絵柄の1コマ(ブランク絵柄を入れれば2コマ)手前からスロー回転となる。FファンタジーIIIでもお馴染みだった「アメドリ式」リーチで、打ち手をジリジリさせた。ノーマルより信頼度は高いが、ハズレも多し。
(3)超スロー…中デジタルが超低速で回転する最もアツいアクション。出現率は低いが、大当り信頼度は高い。
★右デジタルがスベッてリーチになる「スベリアクション」もアリ。但し、特に信頼度がアップする訳ではない。