ゴンの釣り日記

五島列島東奔西走

全層沈め釣法(虎の穴編)

2005年10月20日 20時43分15秒 | 全層沈め釣法
何だかずーっとシケ続き、右手首は相変わらず調子悪いしで、全層沈め釣法(虎の穴編)昨日の続き~。

 うっかり五島予選をトップ通過してしまったおいら、表彰式終了後雑誌の取材を受けたりでようやく状況が飲み込めてきた。このままじゃ秋の決勝で大恥だよ!五島予選トップがこげん奴?そう思われたら・・・地元五島の釣師のプライドを一身に受け止めてしまった勘違い野郎のおいらは、撤収作業中のボス岩永の前に立ち「弟子にして下さい!」と頭を下げた。「おいっ!良かよ~」ボスはあっけなくそう言い放った。助けてくれよ~ボス!そんな心境だったと思う。

 さっそく次の週末からボスとの磯通いが始まった、最初に行ったのは奈留島の黒瀬灯台、何となくパッとしない釣況で途中からボスの後ろに座り見学を始めた。しばらくするとボスがアワセを入れた・・??見ていてアタリが判らなかった??「今アタリ出たんですか?」との問いかけに「おう!やっと判ったよ、見ちょけ~次は釣るけん」そう言うと仕掛けを手直しして再投入した、そして・・「おりゃ!」ほんとに釣っちゃったよ!しかもアタリ判らんかった、この人は凄い!何とかしてくれる!おいらはこの時今までの釣り方を捨てる決心をした。

 次の週は鯛ノ浦、蝙蝠鼻のハナレに行った。そこでマシーンのようにデカオナガを釣り上げるボスを見た・・完全なコールドゲーム、それも7回じゃなくて3回コールド、辛うじて完封を免れたような差だった、そしておいらはKAZU競技以外のウキを捨てた・・・ボスから「競技中は迷いがあってはならない、その為には絶対の自信がもてる釣法を持つ事、どんな状況でもその釣法で釣れるようにしなければならない」と言われたからだ。

 ボスは釣ってる時は自分からあ~せいこ~せい言わない人だ、こちらが気付いて質問するとそのつど答えてくれる。帰りの船や車の中でもずーっと反省会、そんな釣行が半年以上続いた。そしてそんな日々が一気に花開く日がやって来るのだが、その話はまた後日。