Life is ART!

高齢者施設で活躍しているアートワークセラピスト達の旬な声をお届けします。

秋から冬へ

2015-12-08 16:43:01 | 素敵な現場
こんにちは。tomokoです。

12月になったと思ったら、いきなり時間の進みが早くなったような気がします。

「師走」とはよく言ったもので、本当にその通りですね。

モタモタしているとすぐに、クリスマス、お正月になりそうです・笑

と、いうわけで・・・先月のワークをご紹介します。




地域によっては、今が紅葉の見ごろだったりもしますね。

先月は自然素材を使ってワークしました。

この施設の皆さまはなかなか外出が難しくなっている方がほとんどなので、

自然素材は本当に喜ばれます。

もうそれだけで、

「昔はいっぱい山を歩いたわ!」

「京都は紅葉がきれいだったのよ!」

と思い出話に花が咲きます。

そしてすでに、気に入った葉っぱを集めている方もいます。

そんな自然素材達は、この時期のワークの人気者です。



今日はそんな素材を使って、季節の移り変わりを感じて頂きました。

「秋から冬へ」

秋の自然素材を十分に楽しんだ後は、寒い冬を暖かく過ごすための冬支度。

気に入った自然素材に、皆さまが「暖かさ」を感じるものをアートしていきました。



「暖かさ」と言ってもそこからイメージする色はそれぞれで。



アートの間はひたすら夢中になられて終始無言・・・。



羊毛の微妙な色(濃い紫や薄い紫、枝の高さ、角度 などなど)こだわる!こだわる!



そうして出来た作品です!


作品に対する思いを皆さまにお聞きすることが難しくなっているフロアなのですが、

言葉にならずとも、思いが溢れているのはご覧のとおり。

「ピンク色の暖かさ」

「四方八方に伸びていく枝」

「カラフルな木の実」

こんなシニアの皆さまの作品から、どんな「暖かい」思い出、「秋」のイメージ、

忘れられない「冬」の日などが思い浮かびますか。

言葉にならないだけに、イメージがどんどん広がって・・・。

ワーク中も皆さまに寄り添いながら、いろいろイメージしてみたり・・・。

そんな作品に触れるだけで、私もわくわく!どきどき!いきいき!



きっとシニアの皆さまは言葉にしないだけ。

アート中の心の中はたくさんの会話がされているのだろうな。

今までの人生のいろいろな瞬間が思い出されているのだろうな。


職員の方が「アートセラピーの時間は生き生きしてる!」と驚くのも納得!

心の中でお話したり、いろいろなことを思い出している時間、

皆さまの心は「生き生き」しているのです。

シニアアートセラピーはそんな時間。

人生いつまでも、心が生き生きする時間が過ごせるのってステキですね♪














最新の画像もっと見る

コメントを投稿