シニア担当のYokoです。
今日は真っ白い世界ですね。
寒い寒い日
ちょっとあたたかいお話を・・・
先日のシニアのアートワークの時間
私はサポーターとしてSさんの隣に居ました。
視力が落ちているSさん この日は点眼後に参加されました。
気持ちは少し落ちついていない様子でした。
Sさんがどれくらいの視力なのか。
「白杖」を持っているという事で皆様にも伝わりますでしょうか?
「全盲の方」、「眼鏡、コンタクトを使用しても視力が矯正されず日常生活に支障がある方」などが持っているものです。
Sさんの場合は、後者にあたります。
日常、「雲の中にいるようなの」とおっしゃる。
私も最近めっきり視力が落ちているとはいえ、雲の中がどんなものなのか・・・
「見ようとして力が入るでしょ。だから肩が凝っちゃうのよ」
Sさまが補聴器を使用していない事を確認して、耳マッサージをお伝えしました。
これ、肩こりの私がよくやっている事なんです。
肩こりがすぐに改善されるというよりも、耳が暖かくなるとリラックス出来る。
するとSさますぐにご自分の耳を押したり伸ばしたり・・
「あたたかくなってきたわ」
そうおっしゃってにっこり
この日のワークは桃の花や橙のお花をスタンプしてお雛様を飾る、あったかいともみんのワーク
生の桃の花の匂いを嗅いだりして春を感じていきました。
「肩をあたためましょうね」
そういって、私はSさんの肩に手を置きました。
揉むのではなく、ただ手を置きました。
Sさんのワークの邪魔にならない程度の力加減
しばらくするとSさんが「じんわりとってもあたたかいわ。」と。
「私手が温かいってよく言われるんですよ。せっかくですから使わないとね。(笑)」とお伝えしました。
何分位だったでしょうか。
「あったかい。。疲れが取れてくるわ。手を置いてるだけなのでしょう?」
するとお隣にいた職員の方が
「人は手から気が出ていて、手を置く事で気が巡ってくるからですよ。
いい気を貰って気持ちがよくなっている証拠ですよ」と話をしてくれました。
「私の気でいいですか?? 変な気だしてたらまずいですよね。(笑)」
そんなやりとりでSさんも大笑い
Sさんが昔話をしはじめました。
「ほら。お腹が大きくなって辞められた方いたでしょう?今はどうされているの?」
私が今こどものクラス「おたもあ商店」を一緒にやっているちゃいさんの事でした。
ちゃいさんもこの現場でシニアアートワークをやっていましたが、お子さんの出産を迎える辺りで卒業。
元気な男の子を産んだ事、もう今年保育園入る事、子どものワークを実家のお寺でやっている事
近況をお伝えすると、「それは素晴らしいわ。あの方本当に私に沢山関わってくださったの。お礼をお伝え下さいね」
夜、早速ちゃいさんに報告
「うれしいね。」「うれしいよね」 二人の会話はこの言葉だけでした。
誰もがそうであるように、あたたかさに触れてゆっくりとこころが開きだす。
それまでの寒さが緩み、緊張がとけて、笑顔になる。
春にお花が咲くように。春に新芽が土から出てくるように。
この日は、Sさんの心の雲が少し晴れたのかもしれません。
桃の花の香りとともに。。。
雪が終わったら・・・・春ですね。
今日は真っ白い世界ですね。
寒い寒い日
ちょっとあたたかいお話を・・・
先日のシニアのアートワークの時間
私はサポーターとしてSさんの隣に居ました。
視力が落ちているSさん この日は点眼後に参加されました。
気持ちは少し落ちついていない様子でした。
Sさんがどれくらいの視力なのか。
「白杖」を持っているという事で皆様にも伝わりますでしょうか?
「全盲の方」、「眼鏡、コンタクトを使用しても視力が矯正されず日常生活に支障がある方」などが持っているものです。
Sさんの場合は、後者にあたります。
日常、「雲の中にいるようなの」とおっしゃる。
私も最近めっきり視力が落ちているとはいえ、雲の中がどんなものなのか・・・
「見ようとして力が入るでしょ。だから肩が凝っちゃうのよ」
Sさまが補聴器を使用していない事を確認して、耳マッサージをお伝えしました。
これ、肩こりの私がよくやっている事なんです。
肩こりがすぐに改善されるというよりも、耳が暖かくなるとリラックス出来る。
するとSさますぐにご自分の耳を押したり伸ばしたり・・
「あたたかくなってきたわ」
そうおっしゃってにっこり
この日のワークは桃の花や橙のお花をスタンプしてお雛様を飾る、あったかいともみんのワーク
生の桃の花の匂いを嗅いだりして春を感じていきました。
「肩をあたためましょうね」
そういって、私はSさんの肩に手を置きました。
揉むのではなく、ただ手を置きました。
Sさんのワークの邪魔にならない程度の力加減
しばらくするとSさんが「じんわりとってもあたたかいわ。」と。
「私手が温かいってよく言われるんですよ。せっかくですから使わないとね。(笑)」とお伝えしました。
何分位だったでしょうか。
「あったかい。。疲れが取れてくるわ。手を置いてるだけなのでしょう?」
するとお隣にいた職員の方が
「人は手から気が出ていて、手を置く事で気が巡ってくるからですよ。
いい気を貰って気持ちがよくなっている証拠ですよ」と話をしてくれました。
「私の気でいいですか?? 変な気だしてたらまずいですよね。(笑)」
そんなやりとりでSさんも大笑い
Sさんが昔話をしはじめました。
「ほら。お腹が大きくなって辞められた方いたでしょう?今はどうされているの?」
私が今こどものクラス「おたもあ商店」を一緒にやっているちゃいさんの事でした。
ちゃいさんもこの現場でシニアアートワークをやっていましたが、お子さんの出産を迎える辺りで卒業。
元気な男の子を産んだ事、もう今年保育園入る事、子どものワークを実家のお寺でやっている事
近況をお伝えすると、「それは素晴らしいわ。あの方本当に私に沢山関わってくださったの。お礼をお伝え下さいね」
夜、早速ちゃいさんに報告
「うれしいね。」「うれしいよね」 二人の会話はこの言葉だけでした。
誰もがそうであるように、あたたかさに触れてゆっくりとこころが開きだす。
それまでの寒さが緩み、緊張がとけて、笑顔になる。
春にお花が咲くように。春に新芽が土から出てくるように。
この日は、Sさんの心の雲が少し晴れたのかもしれません。
桃の花の香りとともに。。。
雪が終わったら・・・・春ですね。
本当だね。明るい方へ・・
美しいよね。