素材に触れているうちに。。。

こんにちは。ｋｙｏｋｏです。

遅くなりましたが、２月のある施設の様子をお伝えしますね。


この日はテーブルにたくさんの綿を広げて皆さんをお待ちしました。



シニアの皆さんがアートセラピーをされる部屋にいらっしゃると、

「わぁ～！これは何？」

「今日はこれを使って何をするの？」

「まぁ～いつも色々と用意してくれてありがとう。」

と、歓声が上がります。

中には無言で素材にそっと触れて静かに待つ方もいらっしゃいますが、

この空間に来ると何かが始まると、楽しみにされている様子が伺えます。



ワーク中に歌う歌詞カードも置いておきましたので、自然と手拍子が始まり、合唱が始まります。

ファシリテーターとサポーターも一緒に歌って、開始前から盛り上がっています。

そこに参加される方がまた来られると、「いらっしゃいませ！」と迎えられる和やかな雰囲気。

そのエネルギーに乗ってワークを開始しました。


ウォーミングアップでは綿を雪に見立てての雪合戦！

テーブル対抗の雪合戦で、「勝負ですよ！」とファシリテーターが伝えると、

シニアの皆さんの士気が高まります。

「よし！」と気合を入れる方、前のめりに構える方、集中される方。。。

雪合戦の様子はご想像の通り、大盛り上がり！

勝ったチームは大きな拍手で喜ばれ、負けたチームは本当に残念そうにされていました。


そして、もみもみ、くるくる、ふわふわと、素材に十分に触れていくと。。。



ファシリテーターは教示しますが、自然に表現がなされていました。

シニアの皆さんのエネルギーや想いが自然に形となって生み出されたかのようでした。


アートセラピーをする空間があり、

そこにファシリテーターとサポーターがいて、

毎回ほぼ同じメンバーのシニアの皆さんがおられ、

素材に触れているうちに心にある様々なものが引き出され、

それがご自身にとって大切なものや愛着のあるものとして表現される、

あたたかな現場だなと感じています。