シニア担当のYokoです。
月曜日 シニアワークを行ってきました。
2週間前、その前日の日曜深夜に急に発表された計画停電
それに伴う鉄道のまびき
深夜に繋がらない電力会社や鉄道のHPにアクセスし
「電車がどうも動かない(らしい)」そして「停電もある(らしい)」
これまでワークを施設側の都合で中止や延期になる事はありましたが
このような事情でこちらから延期をお願いしたのは初めてでしたので
私自身本当に悔しい気持ちで一杯でした。
これだけの交通網があるのですから、無理をして乗り継いで乗り継いででも
可能だったかもしれませんが、まずはどうやら行われるであろう
計画停電に伴う、施設側の安全確保のが先です。
残念無念
でも仕方ありません。
そして迎えた先日の月曜日
やっと皆様とお会いすることが出来ました。
対象はグレーゾーンの皆様 見守りが必要な認知症の方やその傾向が見受けられる方です。
地震のことを明確に覚えている方の方が少ないであろうという事は
部屋に入られた時に交わす会話ですぐにわかりました。
みなさん 普段どおりの明るさです。
よかった。
いつもの皆様が席につかれた後に私は挨拶から始めました。
それはみなさんが覚えていようがいまいが、私自身がどうして今日このワークを
やろうと思ったかを伝えたかったのです。
一時の脳の記憶は持ち合わせていなくても、地震を感じた不安や緊張は
カラダとココロ(ココロが脳というのは別の話しとして)が覚えていると思うから。
「認知症の方は地震のこと覚えてないですよ」とあっさりとある場所で言われました。
そうでしょうか?
地震の話し。今日みなさんと会えてとてもうれしいという事。
2週間前のワークを中止にしたお詫び。
ひとりひとりがこうして会えている喜び
被災地はまだまだ大変だけれども、まずは私達から心に春を呼んで
元気に過ごしていただきたいという想い。
みなさん「この人なにいってるんだ?」という様子ではなく
多分「先生が一生懸命話しをしている」という様に感じたのでしょうか?
ものすごーーーーく、真剣に聞いてくださいました。
そして数名の方が「うん。うん。」と頷いたり
「そうよね。」と言葉にしてくれたり。
シニアの皆さんのこの姿勢 「人の話を聴く」
私はこれまでも本当にたくさんのことを学びました。
シニアに接する方でよくある心の姿勢
「おじいちゃん おばあちゃん」
であるならば、シニアの皆さんから見たら 私やサポーター達は
「子供 孫」(私は孫にはあたらない年齢ですが・・あはは)
そうではなく、同じ人と人
104歳の方は「私は何も出来ませんが、先生よろしくお願いします」とおっしゃいます。
104歳の方の半分も生きていない私にさえ、敬う気持ちを持ってくださる。
それがシニアの皆さんの心の姿勢なのです。
だから、「覚えている。いない」という事が大切なのではなく、
そういう心で常に向き合うことが私は大切だと思っているのです。
「つながり」
この日のワークのテーマです。
真っ白のテーブル一杯の画用紙にクレヨンでリレーをしていきます。
「私から行きますよ! Oさん こんにちは!」
私のクレヨンが一本の線になり、Oさんが持っているクレヨンとご挨拶 そしてクレヨンごっちんこ。
Oさんも線をひいて、隣のSさんに「こんにちは!」と
そしてSさんも隣のNさんに「こんにちは!」
あっという間に画用紙に一本の線で描かれたやわらかい「円」
私達が今日ここで集まった 小さな地球の形
私が伝えたのは「こんにちは!」のリレーと
「前の方、斜め前の方にも線で挨拶しましょう」くらいです。
ぐにゅぐにょ くるくる まっすぐ
そして驚くことに、普段杖をついていらっしゃるかたが
すくっと立ち上がって描きだしました。
こんな事を今までしたことはありません。
みなさん、何かを外に出すかのように、何かを埋めるかのように
いつも以上に集中し、画用紙の白の部分が減っていきます。
若葉を描く人もいれば、ハートを描いたり、四葉のクローバーを描いたりと
紙面が春に変わったところで、今度は水彩絵の具で更に色をのせて行きました。
みなさん 止まりません。
物凄いエネルギー!!
そして出来上がったのが押し花を添えた春のおでかけバック
もうみなさんあまりの驚きで口があんぐり。。
そしてうれしくて 大きな声で笑うこと 笑うこと
「私これを持ってロビーとか廊下とか歩くの。
私こんなに楽しいことやっているのよ!ってみんなに言うわ」と
耳元で話しをしてくれたOさん
なんとも心強いアートセラピーの宣伝担当
よろしくお願い致します。<m(__)m>
笑い声があるところは、部屋が暖かい。
笑顔があるところは、やさしさがある。
一本の線がつながっていく。
一本の線から春が生まれた。笑顔がうまれた。
それがアートセラピーの素晴らしさです。
月曜日 シニアワークを行ってきました。
2週間前、その前日の日曜深夜に急に発表された計画停電
それに伴う鉄道のまびき
深夜に繋がらない電力会社や鉄道のHPにアクセスし
「電車がどうも動かない(らしい)」そして「停電もある(らしい)」
これまでワークを施設側の都合で中止や延期になる事はありましたが
このような事情でこちらから延期をお願いしたのは初めてでしたので
私自身本当に悔しい気持ちで一杯でした。
これだけの交通網があるのですから、無理をして乗り継いで乗り継いででも
可能だったかもしれませんが、まずはどうやら行われるであろう
計画停電に伴う、施設側の安全確保のが先です。
残念無念
でも仕方ありません。
そして迎えた先日の月曜日
やっと皆様とお会いすることが出来ました。
対象はグレーゾーンの皆様 見守りが必要な認知症の方やその傾向が見受けられる方です。
地震のことを明確に覚えている方の方が少ないであろうという事は
部屋に入られた時に交わす会話ですぐにわかりました。
みなさん 普段どおりの明るさです。
よかった。
いつもの皆様が席につかれた後に私は挨拶から始めました。
それはみなさんが覚えていようがいまいが、私自身がどうして今日このワークを
やろうと思ったかを伝えたかったのです。
一時の脳の記憶は持ち合わせていなくても、地震を感じた不安や緊張は
カラダとココロ(ココロが脳というのは別の話しとして)が覚えていると思うから。
「認知症の方は地震のこと覚えてないですよ」とあっさりとある場所で言われました。
そうでしょうか?
地震の話し。今日みなさんと会えてとてもうれしいという事。
2週間前のワークを中止にしたお詫び。
ひとりひとりがこうして会えている喜び
被災地はまだまだ大変だけれども、まずは私達から心に春を呼んで
元気に過ごしていただきたいという想い。
みなさん「この人なにいってるんだ?」という様子ではなく
多分「先生が一生懸命話しをしている」という様に感じたのでしょうか?
ものすごーーーーく、真剣に聞いてくださいました。
そして数名の方が「うん。うん。」と頷いたり
「そうよね。」と言葉にしてくれたり。
シニアの皆さんのこの姿勢 「人の話を聴く」
私はこれまでも本当にたくさんのことを学びました。
シニアに接する方でよくある心の姿勢
「おじいちゃん おばあちゃん」
であるならば、シニアの皆さんから見たら 私やサポーター達は
「子供 孫」(私は孫にはあたらない年齢ですが・・あはは)
そうではなく、同じ人と人
104歳の方は「私は何も出来ませんが、先生よろしくお願いします」とおっしゃいます。
104歳の方の半分も生きていない私にさえ、敬う気持ちを持ってくださる。
それがシニアの皆さんの心の姿勢なのです。
だから、「覚えている。いない」という事が大切なのではなく、
そういう心で常に向き合うことが私は大切だと思っているのです。
「つながり」
この日のワークのテーマです。
真っ白のテーブル一杯の画用紙にクレヨンでリレーをしていきます。
「私から行きますよ! Oさん こんにちは!」
私のクレヨンが一本の線になり、Oさんが持っているクレヨンとご挨拶 そしてクレヨンごっちんこ。
Oさんも線をひいて、隣のSさんに「こんにちは!」と
そしてSさんも隣のNさんに「こんにちは!」
あっという間に画用紙に一本の線で描かれたやわらかい「円」
私達が今日ここで集まった 小さな地球の形
私が伝えたのは「こんにちは!」のリレーと
「前の方、斜め前の方にも線で挨拶しましょう」くらいです。
ぐにゅぐにょ くるくる まっすぐ
そして驚くことに、普段杖をついていらっしゃるかたが
すくっと立ち上がって描きだしました。
こんな事を今までしたことはありません。
みなさん、何かを外に出すかのように、何かを埋めるかのように
いつも以上に集中し、画用紙の白の部分が減っていきます。
若葉を描く人もいれば、ハートを描いたり、四葉のクローバーを描いたりと
紙面が春に変わったところで、今度は水彩絵の具で更に色をのせて行きました。
みなさん 止まりません。
物凄いエネルギー!!
そして出来上がったのが押し花を添えた春のおでかけバック
もうみなさんあまりの驚きで口があんぐり。。
そしてうれしくて 大きな声で笑うこと 笑うこと
「私これを持ってロビーとか廊下とか歩くの。
私こんなに楽しいことやっているのよ!ってみんなに言うわ」と
耳元で話しをしてくれたOさん
なんとも心強いアートセラピーの宣伝担当
よろしくお願い致します。<m(__)m>
笑い声があるところは、部屋が暖かい。
笑顔があるところは、やさしさがある。
一本の線がつながっていく。
一本の線から春が生まれた。笑顔がうまれた。
それがアートセラピーの素晴らしさです。
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