Yasukoです。
先週の土曜日、ひと足早くシニアのみなさんと紅葉のワークを楽しんできました。
社会人になって年中同じ建物の中で仕事をしていると、なかなか季節の変化を味わえないものです。
この数年、私はシニアのワークを通して「桜の季節だな」「新緑の季節だな」「紅葉の季節だな」「雪の季節だな」と日本の四季を毎月感じています。幸せなことです。
日本人の習慣に衣替えというものがあります。
これって昔から6月1日と10月1日ってきまってるらしいです。
みなさんはもう済ませましたか?
そういえばタイなどの暑い国や、イギリスのように年中寒い国には、衣替えというものはないんですよね。
季節によって着る洋服の色や素材が変わったり、家の中も風通しをよくしたり、こたつやカーペットを敷いたりと生活が変化するっていうのも、手間はかかるけどいいものですね~。
私は日本のそういうところ好きです。
さてさて、私たち人間だけでなく木々も衣替えの季節です。
今回は秋の色、暖かい色や素材で木々を色づかせていくワークです。
(作品)
シニアの現場には毎回とびきり素敵なことが起こります。
Mさんはこの1年ぐらいずっとワークの時間は堅い表情をされてあまり積極的ではありませんでした。何かを伝えてくださっているのだけど、施設の職員さんも含め私たちもその方の言葉がどうしても聞き取れないのです。
伝わってないというのがわかるのか、途中から口を閉ざし、一点を見つめワークにはほとんど参加されない状態が続いていました。
しかし今回、Mさんがとっても明るい表情で葉っぱを選び、一つ一つどこにおくかサポーターと話しながら納得がいくまで仕上げていらっしゃいました。
そして出来上がったのは童話のような美しい世界。ご本人も満足気なご様子でした。
また驚いたことにMさんがしゃべる!そしてその言葉がわかる!
あまりの急な変化に一体何があったのかはわかりません。
ただ、自分の言葉が相手にちゃんと伝わっている、ということがMさんにとっては、すごく心地よく嬉しかったのかもしれません。
思ってみれば、私にとっても毎回のアートワークも楽しい時間ですが、なんといっても終わった後、仲間と一緒に体験や出来事を共有して、一緒に笑ったり喜んだり、感動したりする時間が何よりも豊かな時間です。
つたない言葉でも、心からの思いを伝えたとき、それをそのまま受け止めてくれる仲間がいるって本当に本当に幸せなことです。
話す能力があることがいいと言っているのではありません。
でも言葉を伝えることができる私たちは、もっともっと友達や家族や大事な人と話をすることです。
とにかく話をすること、心を通い合わせることで優しさが生まれ、平和をもたらすのだと思います。
メールなど自分の気持ちや意見を簡単に発信できる方法は山ほどある時代。
だからこそ、同じ時間や思いを共有し、語り合う時間をもっと大事にしていきたいですね。
シンプルだけど大事なことを、このフロアの皆さまとの時間を通して私たちチームの一人一人は毎回学んでいるのかもしれません。
シニアの現場はそんな素敵な体験ができる場です。
ぜひ一緒につくっていきませんか?
もうすぐ私たちシニアアートセラピストが学んだ講座の第8期がスタートします。
本当に楽しい、素晴らしい講座ですよ。
無料体験会も開催していますよ~。
②10月30日(日)18:30~20:30
②11月1日(火)19:00~21:00
詳しくはこちら
http://www.questnet.co.jp/wish/senior.html
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