Life is ART!

高齢者施設で活躍しているアートワークセラピスト達の旬な声をお届けします。

小さい秋 小さい秋 みつけた

2012-09-24 00:34:48 | 素敵な現場
みなさんこんにちは。シニア担当のsatomiです。


先日のワークのご報告です。


最近は、ぐっと気温も下がり、秋分の日もむかえ、秋を感じはじめました。
みなさん、体調崩されていませんか?



今回は、自然素材を通して、秋の訪れをみなさんで味わっていきました。


ウォーミングアップはお手玉。

これが異常な盛り上がりをみせました!


 「姉がいたので得意なんだ」と男性Nさん。
 「もっとはやく掛け声を!」と猛スピードでのお手玉。


 たちあがってお手玉をするIさん。


「50回は連続でできるわよ」とNさん。


「昔はこれしか遊び道具がなかったから」とMさん。


  みなさん、楽しそうに、かつ本気でした。




そして、たくさんの色紙から、連想ゲームです。

秋に関連する色をみなさんで選んでとっていきました。


まずは “さんま” の色。

焼く前の生の青を選ぶ方。 こんがり焼いた茶色を選ぶ方。 さまざまです。



つぎに “やま” の色。

紅葉が一面に広がる赤を選ぶ方。 色づき始めの緑を選ぶ方。 さまざまです。



最後はリクエストを頂いての “実り” の色。

赤、だいだい、ピンク、茶色、さまざまです。


そして、秋だなぁと感じる色を選んでいただき、台紙に貼っていきました。

ここが私たちの想像をくつがえしてしまうところ。

重ねて貼る方、折って貼る方、はさみで切ってはる方、見事にさまざまなのです。



さらに、

  「みなさまへ、小さな秋をみつけてまいりました。お届けものです」


      と袋にいれた“小さな秋”をお一人お一人にお配りしました。


      中には、小さな木の実や、まつぼっくり、どんぐりがはいっています。



  「あら~」  「ま~」   とのお声がでたのもつかの間。



  みなさん、夢中になってご自分の秋の色のうえにのせていきます。



みなさんの作品はこちらです。



「秋になにを思いになるのですか」と質問をしたところ、
「それはいえません」と大きな声で、にこやかにお答えくださいました。




色紙を折るという発想など1mmもない私は、目を丸くしてしまいました。




静寂と美しさが秋のはじまりを感じます。





たくさんの色を丁寧に、丁寧に、ひとつひとつ積み重ねておられました。




 “秋たちぬ”
戦後の復興とともに銀座を背景にした1960年、成瀬巳喜男監督の映画を思い出されたそうです。




一つだけ、自然素材ではないものをいれていた私。見事に当てたIさん。
それでも使っていただきました。みなさんおわかりになりますか?        





素敵でしょう。

サポーターも私もその場から離れがたいくらいみとれておりました。


この日、実に1年半ぶりにいらしてくれた方がいらっしゃいました。

Iさんです。

私がデビュー日以来です。
私のデビューは震災のときですから、あれから1年半。

Iさんは、その日、涙を流しながら、「がんばろー!!」と大きな声でいってくださった方。(詳しくは2011年3月へ)



この日は、私もサポーターのhana,yukosan,yoshinosanもグランディングをして半年目の最後の日。

なんだか節目、節目にいらしてくれているようで嬉しかった。


hanaの話では、素材の藁から、黄金の稲穂が実る豊作のお話をされていたと。



      実り



 草木や稲が実を結ぶように、 私たちたちやblogをご覧の皆様も、 たくさんの実を結びますように



 五穀豊穣、穀物などが豊かに実るように、 私たちもblogをご覧の皆様も、 豊かに実りますように




    さぁ、秋のはじまりです。







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2 コメント

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Unknown (satoko)
2012-09-25 01:18:30
なんとまぁ。人生の先輩方の秋は趣深く…素敵すぎます。
節目の秋。
一年半を終えて、きっと新たなsatomiのステージへ☆
これからもこっそり応援しています。
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Unknown (satomi)
2012-09-25 18:25:00
satosan,
シニアの皆様の秋は、
ほんと素敵で、いつまでもじっとみていたくなります。
節目ですね。
ありがとうございます。
あっ、私は前から、satosanをこっそりみておりましたよ。
これからもどうぞ☆よろしくお願いします。
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