テーブルの上に散りばめられた折り紙を見て、
1人の方は、
「これ、折ってもいいの?」
「こうだったかしら…やってないと忘れちゃうわね。」
と仰りながら、
折り紙の端と端をきれいに合わせて折り紙をつくられていました。
もう1人の方は、「きれいな紙ね」と言われ、
ご主人様へご自分のお気持ちを書いていらっしゃいました。
思わず
折ってしまう、書いてしまう、つくってしまう。
この「思わず」を私たちセラピストは、
大切に扱います。
そうして、一枚の折り紙に
お一人お一人の思いが現れていきます。
ご主人様への思い、ご家族との思い出、
昔好きだったこと、よくやっていたこと、
今も変わらず好きなもの。
高齢者の皆さまと関わらせていただく中で、
たった一枚の折り紙から、
誰かへの思いや人生が、
優しく広がっていくのを
感じさせていただいた時間でした。
misa
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