Life is ART!

高齢者施設で活躍しているアートワークセラピスト達の旬な声をお届けします。

願い

2010-12-29 10:53:12 | 素敵な現場
大阪担当のkyokoです。

今年も残すところ数日となりました。みなさんにとってどんな一年だったでしょうか?



シニアの皆様に伺うと、「いろいろありました。」「忙しかったですよ。」と答えられました。

ふと思い返すと、私にとってもいろいろあり、忙しい年でした。

様々な新しい挑戦がありました。そしてとても充実した一年でした。

新しい挑戦に出会うたびに、「今やれることはやりきって、一歩一歩進んでいこう。」と

唱えながらやってきたように思います。

その一歩が未来へつながる。

一歩進むと新しい景色が見える。

そう実感し、ワクワクした気持ちを味わっていました。

でも時には落ち込むこともあります。

そのときは仲間にわかちあい、ホッとしたり勇気をもらったりしてやれてきたように思います。



そして、シニアの皆さんに来年はどんな一年にしたいのかを色に例えていただきました。

赤、橙、黄、緑、青、紫、ゴールドなど、たくさんの色の中から真剣に選ばれていました。

どんな思いが込められていたのでしょうか?

「何かしら?赤を選べて満足です。」「今年よりもっといい年にしたい!」などと、

力強く答えられていました。

その色を使って、来年への願いを込めてアートしていきました。



印象的だったのは承認の時間です。

この頃になると先に帰りたいと言われる方もいらっしゃいますが、

その日は誰も帰ろうとされませんでした。

みなさんの作品を優しいまなざしでご覧になっていました。

言葉少なくとも、アートが願いを届けてくれたのだと感じました。



今年シニアの現場でファシリテートしはじめて、

心の底で何とも言葉にしがたい気持ちを味わいました。

それは、温かくもあり熱くもあり・・・とめどなく溢れてくるものでした。

それは何だったのかは答えは出ていません。

今、ひとつ思うことは、人とのつながりを大切にしたいという想いや

愛を届けたいという願いだったのかも知れません。



その想いや願いを感じながら、来年も場を創り出していきたいと思います。

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