Life is ART!

高齢者施設で活躍しているアートワークセラピスト達の旬な声をお届けします。

今年の色、来年の色

2015-12-27 23:50:41 | 素敵な現場
こんにちは。シニア担当のShikibuです。

クリスマスも終わり、2015年もあと数日。

皆さまにとって今年はどんな年だったでしょう?

改めて振り返ると本当に色々なことがありました。

嬉しかったこと、楽しかったこと、

悔しい思いをしたことや悲しいこともありました。

そんないろいろなこと、それらを「色」にしてみたら

どんな色?

今年最後のプログラム、テーマはクリスマスツリー

と「色」

クリスマスツリーは冬の間も緑を保つため、強い生命力を

象徴しているそうです。

そして色、

本来アートセラピーでは色(や線、カタチ等々)のとらえ方は

ご本人の解釈が全てです。

それゆえ、「赤」を「元気が出る、楽しい」ととらえる方も

いれば「怒りの色」とか「あまり好きではない」と感じる方も

います。そこに正解はなく、その方がどう捉えているかを大切に

しています。

他方で、一般的に赤といえば・・・、黄色と言えば・・・・

と色に意味を与え、その中で自分が必要としている色を使う、

というようなカラーセラピーの考え方もあります。

今回はツリーに色を取り入れていただく際、自分の気持ちを色に

変換しやすくしていただくため、この考え方を取り入れてみました。

例えば赤は情熱、元気、ピンクは愛情、安らぎ、緑は健康、平和、
若々しさ等・・・

もちろん、ご自身にとって赤が健康を表す色だ!という場合は

その意見を採用!させていただき制作に活かしていただきます。

トッピング用のフェルト玉や毛糸玉の柔らかな色合いと手触りを

視覚、触覚で沢山楽しんでいただいた後、今年一年、そして来年に

思いを馳せながら皆さまがお作りくださいましたツリーをどうぞご覧ください。







ご夫婦でご参加のKG様
旦那様は赤がお好きだそう。(元気が出るのだそうです^^)
ご自身のツリーも赤がメイン。
(実は裏側などいろいろな色もお使いでした。)

奥様にも「赤良いんじゃない?」と赤いフェルト玉をお渡しされていた
お姿が印象的でした。


「こういうのわからんのですわ~」といつもおっしゃるK様
この数か月間、途中で席を立たれてしまうことが多かったのですが
今回は集中して製作されていました。
製作終了すると「良いのができましたわ~」と笑顔でコメントを
くださいました^^


緑の色の意味を説明する台紙を作品に取り付けたS様
いつも「そう来たかーーー」と思わせてくれる、ユニークな発想をお持ちです。
いつも若々しく・・・と思っていてくださったなら嬉しいな^^



さて、皆さまが来年に想いを馳せるとしたらそれはどんな色、形をしていますか?

どなた様にとっても素敵な一年になりますように。

いつもブログをお読みくださっている皆さま、ありがとうございます。

どうぞよいお年をお迎えくださいませ。

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