
月子・卑弥呼抄 幻 #22
#22 ◇ 立ち昇る 焚き火の煙 青空に
171119
*在りもせん そんな自分で あったけど そんなものすら 見失ったよ
*自分でも 見限りたいよ 自嘲する なんの魅力も ない男だね
*冬の夜山崎ハコを聴いてます貴女のいない冬の夜です
*夜のまま 朝っぱらからハコちゃんで 冬の朝陽が部屋に明るい
171120
*苦しみも悲しみもなく喜びも風か老い果て我が恋終はる
*我が恋は 一陣の風 老いらくの 恋はさわさわ 吹き過ぎにけり
*老い果ての 恋のをはりに ありありと 余算道見ゆ 一人行く道
*老い果ての 恋や百日 凄まじい 嵐吹き荒れ 過ぎ去りにけり
*恋の夢 痴呆の夢は まさに夢 平謝りに あやまりまする
171121
*立ち昇る 焚き火の煙 青空に 消え入るような 我が愛の末
171122
*をみなごの温み恋しや懐かしや宇宙の果てまで携え行かん
*我が恋や愛するすべて不可思議な記憶の中に在るだけなのね
*私は 記憶を生きる だけなのね 貴女のすべて ワスレマセンヨ
*どれほど愛していても許せないそんなはずないそんなはずは無い