千盡仙人

◇ 佐藤千盡の油彩画

◇ photo <時の彼方に> senjinsennin

#32 相生月子・卑弥呼抄〔幻〕◇ 飛び込んだラインのメール 千盡仙人

2018-07-22 05:34:44 | 千盡仙人五七の雑記日記

#32
相生月子・卑弥呼抄〔幻〕◇ 飛び込んだラインのメール
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*既読なし心の重いラインならしばらく自粛致しましょうね

*ごめんね!おいらが悪い悪かった思いを寄せたおいらが悪い

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*おはようの挨拶さえも送れない苦しむ心じっと見つめる

*このままでは自分がもたんどうしましょ苦し紛れに一杯の水

*苦しみを 初めて知った 80の 恋の痛手の 懊悩煩悶

*朝起きて 動けないまま 椅子にかけ痛む心が時を蝕む

*辛い時をじっと屈まり耐えてたがあんよがやっと動き出したよ

*今日もまた独りで歩く平和台公園の道ライン飛び込む

*平和台公園にゐて飛び込んだラインのメール僕にカンフル

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*贅沢に 朝湯に浸かる 5日かな

*二句浮かび 一句忘れた 5日かな

*月子様 僕は貴女に 縋りつき 依存してるの 見捨てないでね

*おい月子 俺はがりがり 私利私欲 わが儘いっぱい お前を愛す

幸子のノートから #8 ◇ 燃えあがらんばかりの

2018-07-22 03:38:25 | 幸子〔ゆきこ〕のノート

幸子のノートから #8
◇ 燃えあがらんばかりの
1本の柿の木
オレンジ色づいた実
振り向いてくれる物もなく
終日 ぽとり ぽとりとしたたり
落ちていく
身は細り 変り果てた実が
いまだ枝にぶら下がっている

ちがや 朝の光りが映えて
燃えあがらんばかりの
炎のように
北風になびいている
最後の情熱の炎か