今日、歌舞伎を観に行ってきました。目当ては、坂東玉三郎の「楊貴妃」でした。一言で言うと…
すごく不思議な世界
まだ、歌舞伎初心者なので、どう言えばいいのか分からないのですが、日本の能と中国の京劇をうまく融合させた舞台と言えばいいのでしょうか?舞台なのに変な言い方ですけど、透明感と静寂を感じられる舞台というか。本当に、異空間に迷い込んだような… そんな感じの舞台でした。そして、絶世の美女の楊貴妃を玉三郎が演じていたわけですが、能の演じ方が入ってるせいでしょうか?フワフワと浮いてるような浮遊感も感じるのです。死んだ楊貴妃を法師があの世に探しに行くわけですから、そりゃ、浮遊感のある世界でないといけないのかもしれない。あとは、中国ならではの死後の世界だから透明感と静寂というものが重要視されているのかもしれないけど、能に通じるものもあるような…。初めて観ましたけど、これは、本当に
観てよかった!!
と思える舞台でした。歌舞伎の違う魅力を感じた一日でした。うまく表現できる言葉が見つからないのが、とても、もどかしいのですが、再演することがあったら、また、観に行きたいと思う。ただ、浮遊感や異空間を感じさせるのに、普通の舞台ならスモークを焚いたりもするんでしょうけど、この舞台では、そういう演出は一切ありません。ただ、法師と楊貴妃の舞だけで全てを表現してるんですよね。これって、繊細な表現力がないとできないことではないかと思うのです。やはり、坂東玉三郎の名を受け継いでるだけあって…
さすが!!
という一言に尽きます。
そして、もう一つは歌と音楽(楽器)が、普通の歌舞伎とは違っていることですね。中国の京劇を元に作られているだけに、楽器が琴の他に中国の楽器である胡弓が使われていました。胡弓独特のもの悲しげな音色が、楊貴妃の気持ちを代弁しているような… そんな雰囲気が醸し出されていました。楽器一つ違うだけで
こんなにも雰囲気が変わるものなんだ…
と感心してしまいました。歌舞伎って、本当に奥深い世界なんだな… と、改めて、感じた流風香です。何かいい演目があれば、また、観に行きたいですね。
すごく不思議な世界
まだ、歌舞伎初心者なので、どう言えばいいのか分からないのですが、日本の能と中国の京劇をうまく融合させた舞台と言えばいいのでしょうか?舞台なのに変な言い方ですけど、透明感と静寂を感じられる舞台というか。本当に、異空間に迷い込んだような… そんな感じの舞台でした。そして、絶世の美女の楊貴妃を玉三郎が演じていたわけですが、能の演じ方が入ってるせいでしょうか?フワフワと浮いてるような浮遊感も感じるのです。死んだ楊貴妃を法師があの世に探しに行くわけですから、そりゃ、浮遊感のある世界でないといけないのかもしれない。あとは、中国ならではの死後の世界だから透明感と静寂というものが重要視されているのかもしれないけど、能に通じるものもあるような…。初めて観ましたけど、これは、本当に
観てよかった!!
と思える舞台でした。歌舞伎の違う魅力を感じた一日でした。うまく表現できる言葉が見つからないのが、とても、もどかしいのですが、再演することがあったら、また、観に行きたいと思う。ただ、浮遊感や異空間を感じさせるのに、普通の舞台ならスモークを焚いたりもするんでしょうけど、この舞台では、そういう演出は一切ありません。ただ、法師と楊貴妃の舞だけで全てを表現してるんですよね。これって、繊細な表現力がないとできないことではないかと思うのです。やはり、坂東玉三郎の名を受け継いでるだけあって…
さすが!!
という一言に尽きます。
そして、もう一つは歌と音楽(楽器)が、普通の歌舞伎とは違っていることですね。中国の京劇を元に作られているだけに、楽器が琴の他に中国の楽器である胡弓が使われていました。胡弓独特のもの悲しげな音色が、楊貴妃の気持ちを代弁しているような… そんな雰囲気が醸し出されていました。楽器一つ違うだけで
こんなにも雰囲気が変わるものなんだ…
と感心してしまいました。歌舞伎って、本当に奥深い世界なんだな… と、改めて、感じた流風香です。何かいい演目があれば、また、観に行きたいですね。