川崎市死傷事件で大騒ぎの中、こんな記事を見つけたので、紹介しようと思いました。
「私が18歳の時に駅にいた男性へ。あなたは、私を救ってくれました。
あなたはご存じなかったでしょうが、私はあの日、自殺しようと思っていました。私は、自分にとって『夢の仕事』と考えていた仕事を失い、そのせいで恋人と破局しました。家から追い出され、人生最悪の1週間を過ごしていました。
あの日の前日、私は友達に『冒険に出かけるよ。いつ戻ってくるか分からない』と話し、みんなはお別れパーティーを開いてくれました。自分のことを気にかけてくれる人たちと会うのは素晴らしかったけど、冒険の結末は家に帰ることではない、と思うと、申し訳ない気持ちになりました。
私は駅に行き、(ホームの)黄色のラインの近くに立って、来るべきものを待ってました。きっと私の様子に気が付いたのでしょう。あなたは私に近づいてきて、時間を聞きました。私はスマホを取り出し、(待ち受け画面の)元カノと自分の写真を目にして、ますます悲しい気持ちになりました。あなたにも、きっとそれが分かったのだと思います。
あなたは軽い世間話を始め、『仕事は何をしているんだい?』と聞きました。『自動車工房でレーシングカーを作っていたけど、クビになりました』と答えると、あなたは『私は救急医療隊員で、さっきシフトが終わったばかりだ』と言いました。
そして、その日の朝、小さな女の子が緊急通報してきて、『テディベアがひどい腹痛に苦しんでいる』と訴えてきた話をしてくれました。私がちょっとだけ笑うと、あなたはほほ笑みました。
あなたは『列車が来るまで、あと5分ある。向こうで座って話をしよう』と言いました。最初、ちょっとためらったけど、あなたに押し切られました。
あの時の会話は、人を助けることに関する、これまでで最も心に響いた話でした。あなたは私が何年も前からの知人であるかのように話をしてくれました。
話していて、これまでのすべてのことを思い、涙が出てきました。あなたは私の肩に手を置き『何もかもうまくいくから大丈夫さ』と言いました。列車が来て、あなたは立ち去りましたが、私は心を動かされました。『何もかもうまくいく』と信じられるような気持ちになったのです。
先月、私は救急医療の学校を卒業しました。毎晩、あの駅に行き、1時間ほど座って、あの時の私がしようとした冒険を企てている人がいないか、確かめています。
あなたは私を救ってくれた。その御恩は一生忘れません」
この記事を見て思いました。昔は、日本にも、こんな親切な見知らぬ人がいたなぁ・・・って。どこの誰かも分からない人であっても・・・
大丈夫ですか?
って声かけてくれる人いたように思うけど、今の日本では少なくなったように感じます。もし、この記事に出てくるような親切な見知らぬ人が、事件を起こす前に声をかけていたとしたら・・・
彼は、思いとどまることができたんじゃないか?
でも、今は、どこの誰かも分からない見知らぬ人が、ネットと言う場所で攻撃する時代。そんな中で、社会に怒りを感じない方がおかしいと思う。それに、別の記事で・・・
死にたいなら、一人で死ね!!
人を巻き込むな!!
こういうことを言うのはやめてほしいと呼び掛けるものがありました。流風香は、この記事に賛成の立場です。なぜなら、こういう言葉によって、普段から同じように社会に対して怒りを感じている人にとって、事件を引き起こすキッカケになるからやめてほしいと警鐘を鳴らしているだけの記事だから・・・。別に、弱者救済のための言葉ではなく・・・
同じような事件を起こしそうな予備軍がいる
その人たちが事件を起こすキッカケを作らないでください!!
ってことを言いたいんだと思うんです。ワイドショーのコメンテーターからは、これが、被害者家族や子供を持つ親御さんの本音だと言う人もいるようですが、公共の電波使わなくても、そんな意見、いくらでもSNSで見ることはできますよ。公共の電波使うなら・・・
こういう事件を防ぐには、何が必要なのか?
こっちを取り上げる方が先のように思います。どんな背景であろうと、殺人や人を傷つけることはいけないことです。でも、そうせずにはいられないような大きな怒りが爆発したとき、社会に怒りを感じる人は行動に移してしまうのだと思います。そして、彼らには失うものがないからこそ、思い切った行動ができてしまう・・・ と言うこともあるかと思います。自分の死すら恐れることがなくなったから、自殺と言う方法をとった。それは、彼なりの社会に対する復讐だったのではないかと思います。それは・・・
ずっと、自分を無視し続けてきた社会に対する復讐
だからこそ、大きな事件を起こして
自分は、ここにいる!!
という自分の存在を見せつけたかった。流風香の目には、彼の行動が、そんな風に写ります。それは、自分の親からも存在を否定され続けた流風香だから理解できることかもしれません。流風香自身、自分が生まれてこなければよかったのかと悩み、自分で自分自身に自己否定ばかりしてた時期があります。それは、親から人格否定され続けた結果でもあるのですが、そういうことが続くと・・・
自分さえいなければ、みんな、幸せになったのかな?
という思い込みまで出てきてしまい、その結果、自殺願望と言うものが出てきてしまうのです。彼が、中学生の時に学校で自殺しようとしたことからも分かります。きっと、その頃から、彼自身、自分の存在意義が見つけることができなかったのでしょう。でも、流風香は、自分の親を見て・・・
こんな大人になりたくない!!
という思いが強く、そのためには、何をするべきか?を考えることが出来た。でも、彼のそばには、反面教師となる親すらいなかった。叔父・叔母夫婦にひきとられたとは言え、愛情が十分だったかは分からない。だって、血縁者だけど、親じゃない。甘えたり、わがままをいうことはできなかったはずだし、心のどこかで遠慮だってあったはずで、人には言えないところで我慢だってしてきたはずです。だって、その家を追い出されたら、生きていく術も場所すらなくなってしまうんですから・・・。そして・・・
叔父夫婦が亡くなってしまったら・・・
そう考えたら、今いる家を血のつながらない兄たちから追い出されるかもしれない。そう考えたら、将来への不安が強かったのではないかと思う。だって、今いるところから抜け出したくても抜け出す方法が、彼の中で見い出すことはできないでしょうから・・・。仕事をしてなかったわけですから、当然、貯金だってなかったでしょう。叔父夫婦からお小遣いをもらってたようですから・・・。世間の人たちは、きっと・・・
こんな役立たずは、早く死ね!!
そういいますよね?でも、彼が、好きで、こんな人生送ってたと思いますか?きっと、彼だって、普通に仕事して、普通に結婚して、普通に子供に囲まれた生活をしたかったはずです。でも、できなかった。叔父夫婦にも遠慮から相談したくてもできなかった。そんな情けない自分に嫌気が差して、きっと、死ぬという決断をしたんだと思う。だけど、どこかで彼を見かけた見知らぬ誰かが声をかけていたら・・・ 前述の記事の女性のように・・・
外に出てみよう
生きるためにできることをやってみよう
そんな気持ちになったんじゃないか・・・ そんな気がして仕方がない流風香です。なぜなら・・・
大丈夫ですか?
この言葉は、つまり・・・
貴方のことを心配しています
貴方のことを気にかけています
そういうことを意味する言葉だからです。彼にとって、唯一の救いの言葉だったと思います。でも、結局、彼が生きている間に、そのような言葉を言う人は一人もいなかった。きっと、誰かから話しかけられることすらなかったでしょう。もし、そんな中で、見知らぬ誰かから話しかけられていたら・・・
あ・・・
自分は、誰からも見えない透明人間じゃないんだ・・・
そう思えたら、思いとどまったかもしれない。でも、彼は、社会への復讐と自分の人生を終わらせるための行動を起こしてしまった。これは、昔の日本人の優しさを忘れた今の日本人の冷たさが生み出した事件のように思えて仕方ない流風香です。
「私が18歳の時に駅にいた男性へ。あなたは、私を救ってくれました。
あなたはご存じなかったでしょうが、私はあの日、自殺しようと思っていました。私は、自分にとって『夢の仕事』と考えていた仕事を失い、そのせいで恋人と破局しました。家から追い出され、人生最悪の1週間を過ごしていました。
あの日の前日、私は友達に『冒険に出かけるよ。いつ戻ってくるか分からない』と話し、みんなはお別れパーティーを開いてくれました。自分のことを気にかけてくれる人たちと会うのは素晴らしかったけど、冒険の結末は家に帰ることではない、と思うと、申し訳ない気持ちになりました。
私は駅に行き、(ホームの)黄色のラインの近くに立って、来るべきものを待ってました。きっと私の様子に気が付いたのでしょう。あなたは私に近づいてきて、時間を聞きました。私はスマホを取り出し、(待ち受け画面の)元カノと自分の写真を目にして、ますます悲しい気持ちになりました。あなたにも、きっとそれが分かったのだと思います。
あなたは軽い世間話を始め、『仕事は何をしているんだい?』と聞きました。『自動車工房でレーシングカーを作っていたけど、クビになりました』と答えると、あなたは『私は救急医療隊員で、さっきシフトが終わったばかりだ』と言いました。
そして、その日の朝、小さな女の子が緊急通報してきて、『テディベアがひどい腹痛に苦しんでいる』と訴えてきた話をしてくれました。私がちょっとだけ笑うと、あなたはほほ笑みました。
あなたは『列車が来るまで、あと5分ある。向こうで座って話をしよう』と言いました。最初、ちょっとためらったけど、あなたに押し切られました。
あの時の会話は、人を助けることに関する、これまでで最も心に響いた話でした。あなたは私が何年も前からの知人であるかのように話をしてくれました。
話していて、これまでのすべてのことを思い、涙が出てきました。あなたは私の肩に手を置き『何もかもうまくいくから大丈夫さ』と言いました。列車が来て、あなたは立ち去りましたが、私は心を動かされました。『何もかもうまくいく』と信じられるような気持ちになったのです。
先月、私は救急医療の学校を卒業しました。毎晩、あの駅に行き、1時間ほど座って、あの時の私がしようとした冒険を企てている人がいないか、確かめています。
あなたは私を救ってくれた。その御恩は一生忘れません」
この記事を見て思いました。昔は、日本にも、こんな親切な見知らぬ人がいたなぁ・・・って。どこの誰かも分からない人であっても・・・
大丈夫ですか?
って声かけてくれる人いたように思うけど、今の日本では少なくなったように感じます。もし、この記事に出てくるような親切な見知らぬ人が、事件を起こす前に声をかけていたとしたら・・・
彼は、思いとどまることができたんじゃないか?
でも、今は、どこの誰かも分からない見知らぬ人が、ネットと言う場所で攻撃する時代。そんな中で、社会に怒りを感じない方がおかしいと思う。それに、別の記事で・・・
死にたいなら、一人で死ね!!
人を巻き込むな!!
こういうことを言うのはやめてほしいと呼び掛けるものがありました。流風香は、この記事に賛成の立場です。なぜなら、こういう言葉によって、普段から同じように社会に対して怒りを感じている人にとって、事件を引き起こすキッカケになるからやめてほしいと警鐘を鳴らしているだけの記事だから・・・。別に、弱者救済のための言葉ではなく・・・
同じような事件を起こしそうな予備軍がいる
その人たちが事件を起こすキッカケを作らないでください!!
ってことを言いたいんだと思うんです。ワイドショーのコメンテーターからは、これが、被害者家族や子供を持つ親御さんの本音だと言う人もいるようですが、公共の電波使わなくても、そんな意見、いくらでもSNSで見ることはできますよ。公共の電波使うなら・・・
こういう事件を防ぐには、何が必要なのか?
こっちを取り上げる方が先のように思います。どんな背景であろうと、殺人や人を傷つけることはいけないことです。でも、そうせずにはいられないような大きな怒りが爆発したとき、社会に怒りを感じる人は行動に移してしまうのだと思います。そして、彼らには失うものがないからこそ、思い切った行動ができてしまう・・・ と言うこともあるかと思います。自分の死すら恐れることがなくなったから、自殺と言う方法をとった。それは、彼なりの社会に対する復讐だったのではないかと思います。それは・・・
ずっと、自分を無視し続けてきた社会に対する復讐
だからこそ、大きな事件を起こして
自分は、ここにいる!!
という自分の存在を見せつけたかった。流風香の目には、彼の行動が、そんな風に写ります。それは、自分の親からも存在を否定され続けた流風香だから理解できることかもしれません。流風香自身、自分が生まれてこなければよかったのかと悩み、自分で自分自身に自己否定ばかりしてた時期があります。それは、親から人格否定され続けた結果でもあるのですが、そういうことが続くと・・・
自分さえいなければ、みんな、幸せになったのかな?
という思い込みまで出てきてしまい、その結果、自殺願望と言うものが出てきてしまうのです。彼が、中学生の時に学校で自殺しようとしたことからも分かります。きっと、その頃から、彼自身、自分の存在意義が見つけることができなかったのでしょう。でも、流風香は、自分の親を見て・・・
こんな大人になりたくない!!
という思いが強く、そのためには、何をするべきか?を考えることが出来た。でも、彼のそばには、反面教師となる親すらいなかった。叔父・叔母夫婦にひきとられたとは言え、愛情が十分だったかは分からない。だって、血縁者だけど、親じゃない。甘えたり、わがままをいうことはできなかったはずだし、心のどこかで遠慮だってあったはずで、人には言えないところで我慢だってしてきたはずです。だって、その家を追い出されたら、生きていく術も場所すらなくなってしまうんですから・・・。そして・・・
叔父夫婦が亡くなってしまったら・・・
そう考えたら、今いる家を血のつながらない兄たちから追い出されるかもしれない。そう考えたら、将来への不安が強かったのではないかと思う。だって、今いるところから抜け出したくても抜け出す方法が、彼の中で見い出すことはできないでしょうから・・・。仕事をしてなかったわけですから、当然、貯金だってなかったでしょう。叔父夫婦からお小遣いをもらってたようですから・・・。世間の人たちは、きっと・・・
こんな役立たずは、早く死ね!!
そういいますよね?でも、彼が、好きで、こんな人生送ってたと思いますか?きっと、彼だって、普通に仕事して、普通に結婚して、普通に子供に囲まれた生活をしたかったはずです。でも、できなかった。叔父夫婦にも遠慮から相談したくてもできなかった。そんな情けない自分に嫌気が差して、きっと、死ぬという決断をしたんだと思う。だけど、どこかで彼を見かけた見知らぬ誰かが声をかけていたら・・・ 前述の記事の女性のように・・・
外に出てみよう
生きるためにできることをやってみよう
そんな気持ちになったんじゃないか・・・ そんな気がして仕方がない流風香です。なぜなら・・・
大丈夫ですか?
この言葉は、つまり・・・
貴方のことを心配しています
貴方のことを気にかけています
そういうことを意味する言葉だからです。彼にとって、唯一の救いの言葉だったと思います。でも、結局、彼が生きている間に、そのような言葉を言う人は一人もいなかった。きっと、誰かから話しかけられることすらなかったでしょう。もし、そんな中で、見知らぬ誰かから話しかけられていたら・・・
あ・・・
自分は、誰からも見えない透明人間じゃないんだ・・・
そう思えたら、思いとどまったかもしれない。でも、彼は、社会への復讐と自分の人生を終わらせるための行動を起こしてしまった。これは、昔の日本人の優しさを忘れた今の日本人の冷たさが生み出した事件のように思えて仕方ない流風香です。