今日は、とうとう、宙組初日「薔薇に降る雨」をやる日です。体調は、万全です!!食事をしようと思い、
かなり、早く、日比谷に着きました。そして、楽屋口に入り、たにちゃん(大和悠河さん)とおうかさん
(雅桜歌さん)のファンレターを置いてきました。まだ、観る前だったので、そんな大したことは書けない
のですが、自分の思いを込めて、昨日、ファンレターを書きました。特に、たにちゃんは、これが、最後の
初日になるので、どんな挨拶をするのか、見届けたいと思ったんですよね。だから、初日のチケットを取り
ました。全体的な感想としては、たにちゃん、歌が上達したなぁ… というのと渋い男役ができるように
なったなぁ… と言う印象を受けました。
ストーリーとしては、車作りをしているジャスティンが、裸足で歩く女性イヴェットを見つけ、声を
掛けます。これが、7年前の二人の出会い。数日後、ジャスティンは、仕事の出資者のヴィクトールに
連れられて、週末のダンスパーティーで二人は再会します。こんなこと、絶対、あり得ないよねぇ~!!
なんて思いながら観ていた聖羅であります。でも、このジャスティンが、また、渋くてカッコいいんです
よね。イヴェットは、1年後、社交界にデビューする伯爵令嬢なのですが、これがまた、うめちゃん
(陽月華さん)が似合うこと!!こういう役のほうがいいんじゃない?って思いました。今までの役は、
ちょっと、似合わなかったな… と思いました。そして、お互いの同伴者のことを忘れ、いきなり、
二人で踊りだす二人。なんか、うめちゃんが羨ましいよ。たにちゃんにリードされて、踊れるんだから…。
そして、二人は、恋に落ち、毎日のようにデートを重ね、そのうち、永遠の愛を誓い合うようになります。
ていうか、展開、早すぎませんか?って、突っ込みたくなったんですけど…。でも、たにちゃん
ジャスティン素敵だから、許しちゃう♪ある日、カフェで待ち合わせをしていたジャスティンですが、
イヴェットから”もう会えない”という手紙を受け取り、ジャスティンは、イヴェットの別荘に行き
ますが、使用人に手切れ金を渡され、貴族の令嬢と一青年との関係が許されるはずがないと悟ります。
でも、もう一度、イヴェットに会いたいと思ったジャスティンは、ホテルで夜会を催されることを知り、
そこに潜り込みます。そこで、イヴェットをテラスに誘い込み、明日、ニースを発つと言うイヴェットに、
ジャスティンは、途中の駅で降りて、そこで、ジャスティンの車で逃げる計画を立てるのですが、その駅で
待っていても、イヴェットは、現れなかったのです。そして、7年の時が過ぎ、イヴェットを忘れるため、
ジャスティンは、スポーツカーを作る夢を捨てます。その後、過去に軍隊で情報を処理する部署に所属して
いたジャスティンは、調査会社を経営することになります。元は、戦争で家族を探している人たちを助ける
ことを仕事にしただけのようですが、会社を設立するなんて、すごいですよね。そして、親も公認の仲の
ヘレンと交際をするのですが、ジャスティンの心の中には、いつも、イヴェットがいたのです。そんな
ジャスティンをたにちゃんは、渋く演じていましたねぇ…。でも、イヴェットのことになると、すごく、
情熱的になるところは、なんだか、二面性があっていいなぁ… と思いました。そして、そんなある日、
会社の投資者である貴族のヴィクトール男爵に連れられて、貴族たちが集うクラブに訪れると、そこには、
酔ったイヴェットがいたのです。だが、父親の投資の失敗により、富豪から持ちかけられた結婚話を受け
入れざるを得なかったのです。そんな荒れたイヴェットを、無理やり、外に連れ出したのは、ジャスティン
でした。そこで、ジャスティンは、イヴェットが逃げようとした時、使用人に気付かれ、列車に閉じ込め
られたこと、そして、2回もの自殺未遂をしたこと、それによって、母親倒れたことを知り、伯爵家を
守るために結婚をすることを決めたと話すのです。でも、納得できないジャスティンは、自分の思いを
ぶつけます。なんか、その一生懸命さが、すごく、素敵だったなぁ… と感じた聖羅でした。断ち切った
はずの熱い思いの中で揺れ動く二人。そんな中で、会社に戻ると、伯爵家の会計士クリストフ・ダリューが、
伯爵家が投資していた会社の突然の倒産や経営者エストール・ボヌーの失踪の経緯を調べてほしいと依頼が
くるのです。そして、調べていくうちに、イヴェットの婚約者であるグザヴィエが浮かんできます。そして、
エストールの妻を尾行していたジャスティンは、エストールの隠れ家を探し出し、難病の娘のためのお金の
出所を問い詰めるのですが、ここのたにちゃんが、カッコいいのよねぇ…。熱い男!!って感じで…。
そして、新しく開発した新素材の特許の申請が却下された時、開発の権利を買うと話を持ちかけてきたのが
グザヴィエだったのです。ジャスティンは、その話を聞き、本当に、これでいいのか?と、エストールを
殴り飛ばすんですよね。いつも、王子のようなたにちゃんが、こんな役をやるなんて…。あまりにも、
カッコよすぎます!!新しいたにちゃんを発見したような気がしました。そして、3人は、グザヴィエの
屋敷前で待ち伏せをします。帰ってきたグザヴィエに、特許申請は、グザヴィエの手によって不当に取り
下げられていたことをネタに、新素材開発の資料と開発権を返してほしいとエストールは訴えます。
ジャスティンとヴィクトールは、調査結果を闇に葬る代わりに開発の権利をエストールに返すよう迫る
のです。このときのたにちゃん、もう、王子ではありませんね。こんなたにちゃんを見たのは、初めて
のような気がします。あまりにも、カッコよすぎます!!渋いです。全てが明らかになり、伯爵家は
救われ、喜ぶ両親を尻目にイヴェットは、ジャスティンからの”いつの日か、相応しい相手が現れる
ことを祈り、幸せを願い続けている”と書かれている手紙を受け取ります。グザヴィエとの結婚から
救ってくれたジャスティンに、イヴェットは、一体、何を感じたのかなぁ~?と、思わず、考えて
しまいました。そして、ジャスティンは、ヘレンに、夢であった車作りをアメリカでしたいと伝え、
一緒に来てほしいとプロポーズをするのですが、ヘレンは、母親一人をおいていくことはできないと
言って、考えさせてほしいと言うのです。印象に残ったのが、ヘレンは、ジャスティンにとって、空気の
ような存在だと言ったことです。これって、案外、女性が感じることなんだよね。私も、そう思った
時期がありました。だから、ヘレンの気持ちが、よく分かりました。もしかしたら、ジャスティンの
心の中に、別の女性がいることを勘付いていたのかな?とも思いました。そして、伯爵家の新たなる
旅立ちを記念して、夜会が開かれます。この時のイヴェットの父親役のすっしーさん(寿つかささん)が、
めちゃくちゃ、おもしろいんですよね。家族全員が、浮かれていて…。そして、何も言わずに、
イヴェットとジャスティンは、踊りだすんですよね。二人の心が触れ合った瞬間のように感じました。
夜会から帰ると、事務所にヘレンが待っています。結局、母親を一人にさせられないと言って、振られる
ジャスティン。こんないい男を振るなんて、もったいない… と思ったのは、私だけではないはず…。
そして、ジャスティンは、ヴィクトールに会社を任せ、アメリカ行きの船に乗るのですが、その前の
ジャスティンとヴィクトールのやりとりが、また、おもしろいんですよね。見送りは、ヴィクトール
ただ一人だけ…。船に乗ったジャスティンは、船のデッキに佇んでいると、その横に、なんと、
イヴェットが来るではありませんか!!そして、もし、一人じゃなかったら、船に乗らなかったと言う
イヴェット。そして、ジャスティンは、『ご両親には、どう説明するつもりだ。』と言うとイヴェットは、
『初めてキスした相手よと言って、紹介するわ。』と言うんですよね。思わず、オイオイと思いましたが、
それはそれで、よかったのかな… と思いました。結局、ハッピーエンドなんですよね。でも、なんだか、
安心して観られる作品のように思いました。また、観たい!!と思わせる何かがあります!!絶対、
もう一度、観に行こうと思ってます。