Shell工房(スタッフブログ)

Shell工房は写本装飾好きのプチ職人7名のユニットです。波と砂に磨かれて輝く貝殻のように日々修行中!!

世界の写装から

2015-01-05 | 日記
今年初の写装です。
未年
ひつじは写本によく登場します。聖書では贖罪のための生け贄として、また家畜としては牛や豚よりも利用されていたそうですよ。

Hunterian Psalter:folio 2r: detail of 'Aries' from March
ハンタリアン詩篇(イングランド、12世紀写本。ウィリアムハンター所蔵)

"Milking sheep"
Luttrell Psalter, England ca. 1325-1340 British Library, Add 42130, fol.163v.
牛乳は1日に約30リットルとれるらしいけど、ひつじさんは1日に1リットルなんだそうで、しかも年間で180日くらいしか搾乳できないんだって。
ハイジとペーター、知ってた?
一頭だけ、こっちを見てる。ヒツジに見えない(笑)

フランス国立図書館 lat. 3630, Folio 83r

めぇ~店長じゃなくてむ~店長あらためMoo店長から、「今年の抱負を述べよ」との業務連絡が入りました
今年の抱負……うメェ~(上手い)話で、もう儲(羊毛)たい!
***ickey***

今年の抱負 Moo

2015-01-05 | 日記
店長のむ~です。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

雪景色のほかほか温泉と
美味しいお正月料理三昧で
身も心もリフレッシュいたしました。

まだお正月気分は抜けてませんが、
今年は
『ていねいな日々!』
を抱負として
一年を過ごしてみたいと思います。

まず手始めは、これ・・・・



工房クリスマスパーティーのプレゼント交換に用意した
きれいな形のこの鳥。ペーパーナイフです!
自分の分も色違いで買いました。

もともとペーパーナイフは、
活版印刷が発明されて紙の印刷物が盛んになった15世紀、
本は裁断や装丁はされずに中身だけ売られていて、
買った人は自分の好みに合わせて装丁してもらいました。
美しい背表紙がずらっと並ぶ
ヨーロッパの書斎は憧れですね。
本の袋とじされたページを開くために使われたのが
ペーパーナイフ。
当時は特権階級のステータスシンボルとなる大事な本ですから、
本を読み進みながら、
ていねいにページを開いたことでしょうね。

今では、そんな本にもなかなか出逢うことはありませんが、
つい、ビリビリッと勢いよく開けてしまう封書を
今年はきれいに開けられるよう、
テーブルの上で待っててもらいましょう。

Moo 
(今年からアルファベットにしよっと・・・”も~”ではありませんよ!)