やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

末は博士か大臣か   やれこら やれこら

2015-01-10 07:30:51 | 今日のやれこら
20日ぶりに,高速道路を運転しています。
“ここは,年末反対車線にはみ出して死亡事故の有った所だ,スマホでわき見らしい”
“まっすぐ前を向いて,慎重に,慎重に”
という事で,一時間ほどで料金所も無事通過,一般道の入り口まで来たんです。
料金所からの道は,正面に山が有り,真っ直ぐには行けません。
T字道路になっていて,私が曲がるのは右です。
当然信号が有ります。
何度も通る道ですが,料金所から走って,そのまま右折できる事はめったに有りません。
今日も赤信号で待たされます。

“あら,今どき珍しい”
信号待ちをしていると見える横断幕です。
車から正面の山,良く見える場所に掛けて有ります。
この場所は目立ちます,いつも何かの横断幕が有ります。
大抵は「祝 全国大会出場 ○○君,△△の部,××スポーツクラブ」という内容です。
今日も,そんな横断幕が掲げて有ります。
珍しいのは,その隣に“誇らしげ”に掲げて有る横断幕です。

「祝,○○博士,△△△△  (××大学大学院) ・・町」
博士号を取ったお祝い(お知らせ?)の様です。

“「末は博士か大臣か」という時代も有ったそうだけど”
“今はなぁ”
“誰が横断幕を掛けたか書いてないなぁ”
“たいてい小さい字で,「有志一同」とか書いてあるのになぁ”
“「・・町こぞっての祝い」というのもなぁ”
“・・町と言えば,そんなに田舎でもないしなぁ”

“まさか本人ではないなぁ”
“親かなぁ,でも院生の親だから,年齢的になぁ”

“そうかぁ,お祖父さんだ”
“お祖父さんなら,「末は博士か大臣か」の世代だ”

「プッ,プッ,プッ」
我に返って,車を右折させたんです。
横断幕を眺めている間に,青信号に変わっていたんです。
後ろの車が,クラクション鳴らして教えてくれたんです。
                   やれこら やれこら