2月7日(月)移動知事室に参加して
この日私は、麻生知事の移動知事室に同行しました。早良区の拓新産業(株)と西新商店街を訪れました。
早良区早良2丁目の拓新産業(株)(藤河次宏社長)は、平成16年度の福岡県男女共同参画企業賞を受賞、15年には県内3番目の「子育て応援宣言」企業として登録されています。また、障害者の雇用にも積極的に取り組まれ、年次休暇の消化率はほぼ100%という会社です。
私は、藤河次宏社長と知事が到着するまで懇談しました。仕事と家庭の両立や子育て応援宣言などの職場環境を改善することと会社としての利益追求の両立には、ご苦労が多いでしょうねと質問。
藤河次宏社長の答えは「会社が社員のために積極的に環境を整えようとすると社員が仕事で応えてくれるんですよ。業績も悪くありません。」「苦労といえば、マンネリにならないように努力することですね」と笑顔で答えてくれました。
知事が到着し、女性社員との懇談に参加しました。
「二歳一ヶ月の子と九ヶ月の子がいますが、産休から復帰させてもらいました」
「みんながお互いにバックアップしてくれるのでとても働きやすい」
「女であるからといって特別扱いされないので働き甲斐がある」など明るい懇談会でした。
知事も「このような会社が当たり前になるようにしていかなければなりません」と応えていました。
次に知事は、私の住む西新校区の西新商店街(徳永利光連合会長)を訪問。 西新商店街は、リヤカー部隊や地域と一体となった商店街活動が展開されています。知事は、雨の中傘を差し、お店の軒先から声をかけ、平成15年建立の「勝鷹水神」で必勝祈願をし、お店からも「あっ、知事さんや」と声をかけられていました。名物の蜂法楽饅頭を店の前で食べながら 西新商店街を満喫しました。
西新公民館では、徳永利光西新商店街連合会長他7商店街の代表、竹田自治協議会長、大久保公民館長が知事と懇談しました。懇談会では、今後も地域一体の商店街を作るために「一町一祭運動の提案」「祭りの実施のための道路使用許可などの手続きの簡素化」「お年寄りが買い物しやすくなるような安全対策」「防災、防犯対策」「放置自転車、ごみ対策」など活発な意見が交わされました。
麻生知事は、「祭りは地域のためにも、子ども達のためにも大事です。ぬくもりある商店街は、お年寄りにとっても大切なもの。県も頑張ります。皆さんもしっかり頑張ってください。」と述べました。私は、知事がこのように地域の人の生の意見を聞くことは大事なことと思います。開催されるまでは県の担当者から様々なチェックがあるようですが、それを差し引いても現場から言いたいことが言える場を作ることは大事なことだと感じました。