駿大の森から

豊かな自然に恵まれる駿河台大学(埼玉県飯能市)。
大学の森の自然と私たちが取り組む森林保全の活動を発信していきます。

ヘクソカズラ

2009-07-22 09:17:54 | 里山の花
屁糞蔓(ヘクソカズラ)、万葉の時代には「尿葛(くそかずら)」。
ひどい呼ばれようのこの植物は、アカネ科ツル性の多年草、日本中のヤブや草地、土手などでみられます。
なぜこんなにも酷い呼ばれ方をするのかといえば、やはりその臭気。
部位とタイミングによっては、そりぁもう…

ヘクソカズラの別名は、臭いではなくその形に注目したもの。
「ヤイトバナ」(ヤイト=お灸に似ているから)、「サオトメカズラ」(早乙女のかぶる笠に似ているから)。

ちなみに、ヘクソカズラの花言葉は「人嫌い」「誤解を解きたい」。
その気持ち、わかるような気がします…(ひ)

ヤブコウジ

2009-07-21 09:03:47 | 里山の花
縁起の良いめでたい植物ということで、「ヤブラコウジノブラコウジ」と落語「寿限無」に登場するヤブコウジ。
高さ10~20cmほどの常緑小低木です。

今、林内ではヤブコウジの花がたくさんみられます、が、低い位置に5mmほどの小さな花を下向きに咲かせていますので、足元に注目です!(ひ)

ヤマハギ

2009-07-17 08:38:50 | 里山の花
蝶のような花をつけるマメ科の落葉低木、ヤマハギ。
一般に「ハギ」といわれる花たちの代表選手です。
ハギは飯能市のお隣、日高市の花に指定されています。

山上憶良の時代から歌われるように、昔からなじみのある花で、秋の七草の一つとしても知られていますが、花は7月ごろから咲き始めます。

あぁ、おハギが食べたい…(ひ)