新横浜 占いの真龍堂

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占術をツールとしたカウンセリングルームです

神社めぐり 1763 田無神社

2021-09-23 06:40:16 | 占い
新横浜 占いの真龍堂です

心願成就にご利益がある神社を巡ります


今回は 田無神社 です

御祭神

主祭神

級津彦命(しなつひこのみこと)
級戸辺命(しなとべのみこと)
大国主命

田無神社の創建は、正応年間(1288〜1293)あるいは
建長年間(1249〜1256)と伝わり、いずれも13世紀・
鎌倉時代とされています。当初は現在の鎮座地より北へ
1キロほど離れた谷戸(註1)の宮山に鎮座しており、
尉殿大権現と称しておりました。

時代は下り江戸時代になると、慶長11~12年(1606〜1607)の
江戸城増改築に際して、漆喰の原料である石灰運搬のために
青梅街道が開かれました。これに伴い、幕府の命令により
谷戸の住人たちは青梅街道沿いに移り住むこととなり、
宿場町として田無の町の歴史が始まりました。

このような歴史の経緯の中で、宮山に鎮座する尉殿大権現は、
元和8年(1622)に上保谷(住吉町)に上保谷尉殿権現(現尉殿神社)
として分祀(註2)されます。その後の「遷座・分祀」の歴史は諸説あり、
はっきりとしたことは分かっていません。

※下記に記した遷宮の年代は、田無神社現宮司(賀陽智之)の
解釈によるものです。

「公用分例略記」(下田家所蔵)によると、正保3年(1646)に
田無(現在の地)に、宮山に鎮座する尉殿大権現、
もしくは上保谷尉殿権現のどちらかもしくは両方から、
御霊が分祀されます。その際に分祀されたのが
級津彦命(しなつひこのみこと)・級戸辺命(しなとべのみこと)の
両方だったのか、男神の級津彦命(しなつひこのみこと)のみを
分祀されたかは分かっていません。保谷の伝承によると
上保谷尉殿権現が男神、田無尉殿権現を女神としていますが、
田無の伝承では男神・女神が逆に解釈されています。
明治の初め神仏分離令により、上保谷尉殿権現は尉殿神社と
改称しますが、それ以降は女神である級戸辺命(しなとべのみこと)を
御祭神としています。また、「本社再建、拝殿・向拝再建」(下田家所蔵)
「本社拝殿棟策」(田無神社所蔵)「田無神社記」(田無神社所蔵)
「神社明細書」(田無神社所蔵)によると寛文10年(1670)に
谷戸の宮山から尉殿大権現の本宮そのものを田無に遷座(註3)された
とあります。

① 1646年に分祀された後に、1670年に遷座された
② 1646年の分祀は無く、1670年に遷座された
③ 1646年は遷座であり、1670年の遷座はなかった

現存している古文書から「遷座・分祀」の歴史を読み解くと、
上記の①、②、③の可能性があります。田無神社所蔵の書物に
1670年遷座と記されていること、鎮座当初の本殿(現野分初稲荷神社)が
1658年に創建されたと田無神社に社伝として伝わっていることから、
田無神社では①の説を有力とみています。

江戸末期までの神仏習合の時代まで、尉殿大権現は西光寺(現総持寺)が
別当を務め、倶利伽羅不動明王像(龍神)を御神体としていました。
明治元年(1868)の神仏分離令によって、御神体の倶利伽羅不動明王像は
西光寺本堂に奉安遷座することになります。日本の神として
垂迹(すいじゃく)したのが級津彦命(しなつひこのみこと)・
級戸辺命(しなとべのみこと)であり、本地仏が倶利伽羅不動明王
であるとされています。

田無の古文書に、倶利伽羅不動明王だけでなく、
11面観音菩薩も本地仏である記述が残されていますが、
はっきりしたことは判明していません。

元和8年(1622)に宮山の尉殿大権現から分祀された
上保谷村鎮守尉殿権現社(現尉殿神社)に祀られていた御神体も
倶利伽羅不動明王像でありましたが、現在はかつての別当寺である
寳晃院に収蔵されています。

また、江戸時代に尉殿権現社の拝殿に掲げられていた、
「尉殿大権現神号額」は西光寺(現總持寺)に引き取られました。
その後、尉殿大権現は明治五年(1872)に村内の熊野神社、
八幡神社を合祀(註4)し、田無神社と社名を改めました。
その際に、大国主命(おおくにぬしのみこと)、
須佐之男命(すさのおのみこと)、猿田彦命(さるたひこのみこと)、
八街比古命(やちまたひこのみこと)、
八街比売命(やちまたひめのみこと)、
日本武尊(やまとたけるのみこと)、応神天皇(おうじんてんのう)等、
国内諸神をお祀りしました。さらに明治43年に町内の5つの小社を合祀、
昭和24年に大阪市阿倍野の大鳥神社より
大鳥大神(おおとりのおおかみ)が分祀され現在に至っています。
谷戸に鎮座していた弁天社、白山神社、熊野神社、稲荷神社も
田無神社に合祀されたという記録が残されていますが、
詳しいことはわかっていません。


◇所在地

東京都西東京市田無町3-7-4

◇交通アクセス(最寄りの駅)

西武新宿線「田無駅」北口より徒歩6分

<田無神社 ホームページより >
http://tanashijinja.or.jp/



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