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2月1日、今年初めての伊勢参拝です。毎年1月は、地元神社参りをし、伊勢は行っていませんので、今回が今年初めての御参りになります。
今月は、前日より中国大陸からの大気汚染による影響で、近畿圏がすっぽりと隠れており、中でも大阪とこの伊勢はほぼ全域に亘って、覆い尽くされておりました。
前日ネットでこの大気汚染マップで目視をしたわたしは、この現状を憂い、何とかならないものかと思慮しておりました。大地は離れた隣国ですが、空はこの星を包み、一つであります。神様に重々お詫びをと思い、1日を迎えました。
自宅を出る時も曇り空でしたが、気温が高く、風邪を引き体調が万全ではない中での参拝には、本当に有り難い温かさでした。伊勢には昼前に到着し、週末もあってか大型バス乗車の観光客が大勢来られておりました。
まず、内宮の鳥居前で一礼し、いつものコースをテクテク歩いておりますと、内宮に聳え立つ様々なご神木がしっかりとした呼吸をされている事に気づきました。まるで大気汚染の浄化をされるかの如く、静かに一定の息づかいというか、リズムというか、確かに吸い込んでいるのでありました。
わたしはその事に気づき、身の引き締まる思いに至りつつ、黙々とまっすぐに歩きました。
そして内宮本殿前の階段前で一礼し、階段を上がって行きました。本殿前で、一礼。そして1月の初詣で設置した浄財受けの囲いの大きさを目視し、向って右へ移動しました。そして、祝詞の前に、今日の日付、住所、氏名、生年月日、性別を述べ、まずご挨拶をし、祝詞をあげました。
1月参拝が出来なかったご無礼をお詫びした時です。加えて、この隣国からの大気汚染について、目を閉じ、こころで語りかけました。すると、神様は確かに、こう伝えてきたのです。
『引き受けてやる』
はっ!とし、え???とし、目を開き、本殿を見ました。すると、そこにはボロボロになった本殿があり、その痛ましい光景に、思わず涙が出てしまいました。実際には、本殿がボロボロになっているわけではありません。おそらく、自然風化による様相の変化にしか過ぎないのですが、こころの目から写る光景は、ボロボロだったのです。
平成23年3月1日、あの日、内宮で祝詞を上げた後、この場を立ち去る直前に、言葉を失った悲しみにふける神様を感じました。その10日後、東日本大震災が起こり、神様でさえも止める事が出来なかった事を思い返します。
しかし、今回のこの大気汚染については、自ら神様が引き受けるとお伝え下さったのです。このこころで感じ取った神様の言葉に、わたしは先の政権交代の民意に対するご加護と察知しました。
今回の政権交代の舞台裏では、安倍さんは偶然的に自民党総裁になり首相になったわけではありません。必然とした民意への試しでもあったのです。もしも、政権交代をせず、安倍氏が首相に就任していなければ、残念ですがこの平成25年は、本当に暗黒と化すところでした。
神様は、日々変化することに対し寛容です。しかし、守るべきことを守らねば、事象の組み換えを致します。それは、人間の力の及ばぬ天の意思でなされるとわたしは常々感じております。これらに人間は、なかなか重きを置かずに日々を過ごしてしまうわけですが、ほんの少し意識を持つ事によって、防備にも繋がっていきます。
明確な暗示は、お尋ねせねば、また教えてはいただけません。ですから、神様がお休みになる場所へと足を運ぶ事が大切なのです。それが、神宮や神社なのです。
この2月の参拝で感じた神様からのメッセージに、わたしは何か背中を押された気持ちにもなりました。大難を小難にしてあげるということであり、それは、人々が平穏に暮らせるよう、気を浄化させると告げられたからです。
大気汚染の気だけではありません。これら人間の思考にも影響を及ぼす、身近な気の流れが改善していく意味も含んでいます。
気の流れを良くするという事は、この過程で良くないことが噴出する事でもあります。一時的な事であっても、善処の前段として捉えるこころの目を持つこと、ここがこれからの最良への要になるというメッセージです。
あまりにも深く温かきメッセージでありました。この年度末、さまざまな事を乗り越えねばなりません。春を待つ、全ての植物の辛抱するように、人間もまた同じように辛抱せねばなりません。
『一時的な辛抱、それを行えば、芽吹く。』
これが2月の神様からのご進言です。