義母にもらった大根の葉と油揚げをごま油で炒めた後、含め煮にする。
ちゃっちゃと調理をほぼ終え、葉を切り取った大根を新聞紙でくるもうとする時、ガスを切るかどうか、一瞬迷った。
というのは、最近忘れっぽいので、切り忘れの恐れがあるから、そこで切る方が得策なんだけど、4~5本の大根を新聞紙にくるんで保管するだけの短い時間くらいは大丈夫だろう、という相反する思いもあったからだ。
その僅かな時間を利用して、もう少し煮込みたかった。
結果として、その逡巡は正解(と言っていいかどうかの疑問は残るが)だった。
なんと、その夜、さて夕食、という段になって、なんとなく焦げ臭い空気が残ってることに気づく。
「まさか!?」
慌ててガスコンロを見れば、なんと、切れてない。
「その僅かな時間を利用して、もう少し煮込みたかった」
これが、自分が分かってない発想だった。
「その僅かな時間」に、煮込んでることをすっかり忘れた私は、そのままその場を離れたようだ。
「もうフライパンはアカンかもな」
「手間が掛かるし、勿体ないし・・・」
と思いつつ恐る恐る確認すると、なんと、焦げ付いてはいない。
勿論、もう煮汁は無くなってはいるけど、致命的な焦げ付きは無いのである。
どうやら、コンロの温度センサーが働いて、自動的にシャットアウトした様だ。
「助かった」
これまで、肝心な時に火力が落ちるこの仕組みが煩わしいと思ってたことを謝らなければ。
それと、益々自分の記憶力をカバーする為の用心深さの必要性を噛み締めなければ。
迷った時は、安全策を優先すること!
廃棄しなくてよくなったとはいえ、煮詰まった含め煮は、そのままじゃあしょっぱ過ぎる。
そこで、再度薄めの出汁を作って、そこにその含め煮と焼き餅を入れる。
これが、スマッシュヒット。
めっさ(滅茶苦茶)美味いんでやんの。
しかし、7個は流石に食い過ぎやろ、オマエ!
この極端な性格も、今年は、戒めるようにしなきゃな、オマエ・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます