酒天倶楽部

新居浜の同業者でＰＢ酒の会を作っている。
かれこれ１０年続いているからなかなかのものだと自負している。

毎月第三日曜に例会を持っている。
そこでの恒例は、会員相互に担当を決めて持ち寄った地酒のきき酒である。
メンバー各人がそれなりに上達したと思う。

そこで、今日は昨日の出品酒について、私のメモを備忘録代わりに記しておく。

川鶴　純米吟醸　大瀬戸　蔵かくしの酒　720ml １３６０円
乳製品の香り、具体的には、アイスモナカを噛んだときに感じる香りを思い起こさせる。
飲み口はすっきりしている。ただ、余り味幅は感じられない。
３０分くらい経つと、香りが獣臭に化ける。
シェーブル（山羊乳のチーズ）が近いか。

加茂の春秋　原酒　（糖類添加）　堀井酒造　1.8L　２１００円
瓶詰めから１年８ヶ月経過した酒。カカオの香り、ややブランデーのような因子もある。
甘いがスッキリした喉越し。昔の酒飲みが好んだ酒はこんな感じではなかったろうか。ただ食中は難しかろう。キリッと冷やして食前か、常温で食後に楽しむのがよかろう。

吉乃川　六段仕込み　本醸造新酒　1.8L　１９２０円
新潟の有名蔵の変則仕込み。通常は四段で造るところを二行程増やしている。果実系の香り、青リンゴが近いか。他に、ミネラル、笹の葉のような爽やかな小川のせせらぎのごときイメージが膨らむ。味はやや甘く、飲み口はするりとしてはいるが、余韻に新酒独特の荒々しさのようなものも感じる。半年後に試してみたい酒ではある。

御代栄　原酒　（糖類添加）　1.8L　２１００円
こげ臭、しるこに入った焦げた餅を口に含んだときの幼い記憶が蘇る。味はやや重い甘みを感じる。キレはない。酸味が気になる。よくよく味わうとビニール臭のような含み香も感じられる。どうしたのだろう。最近良くなってきてたのに、これでは逆戻りである。

あ～疲れた。
この辺りで遅い昼食にカップヌードルを食そう。貧しいなあ・・・

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