宝島のチュー太郎

酒屋なのだが、迷バーテンダーでもある、
燗酒大好きオヤジの妄想的随想録

どうかこの声が、あなたに届きますように

2019年09月21日 14時19分05秒 | 本のこと

 月金の朝の帯でいつも愛聴している「くにまるジャパン極み」の中で紹介された本。
文化放送がモデルになっていて、そこに登場する女性DJの日々がモチーフ。



 う~~~ん、どうでしょう、ライトノベル?
それなりに愉しんだけど、残るものは無かったような。



 ただ、その一環として『神様の御用人』の第1作を1円+送料で取り寄せてあるので、そっちも読んでみようかと・・・



内容紹介

地下アイドル時代、心身に深い傷を負い、鎌倉の祖母のもとでひっそりと生活を送っていた20歳の小松奈々子。そこに突然現れたラジオ局のディレクター黒木から、番組アシスタントにスカウトされる。
初日の生放送は、後に「伝説の十秒回」と呼ばれる神回となり、かつてラジオ界で絶大な人気を誇ったパーソナリティの片鱗を感じさせるものだった……!?

大食いのアナウンサー、演じるキャラに疲れている女性芸人、売れっ子のオネェタレント…。様々な仲間に囲まれ、時に黒木と罵り合いながら、奈々子はラジオの世界に向き合っていく。それは自身の傷や、過去とも対峙しなければならなかったが、奈々子が生き直そうと決めた「小松夏海」の存在は、次第に黒木たちをも巻き込んで、確かなムーブメントとなっていく。そしてその言葉は、子どものできない夫婦や、大人になることの意味を考える高校生など、切実な日々を生きるリスナーたちの、ほんのわずかな未来を動かし始めていた。

「いいか小松、ラジオにはテレビやネット動画と違って映像がない。
映像という明確なものがない分、リスナーはそれを補って想像する。
そうして頭の中で想像されたものは、誰にも否定されないし奪えない。

だから想像させろ。

リスナーに、姿の見えないお前を想像させるんだ」(本文より引用)

ラジオの魅力と、傷を抱えた人々が織り成す、あたたかな小気味よさあふれる物語。

150万部を突破した『神様の御用人』著者、浅葉なつの書き下ろし長編!



どうかこの声が、あなたに届きますように (文春文庫)
浅葉 なつ
文藝春秋
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