宝島のチュー太郎

酒屋なのだが、迷バーテンダーでもある、
燗酒大好きオヤジの妄想的随想録

木村友佑きっかけで見つけた藤野可織

2019年09月19日 13時07分44秒 | 本のこと




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俄かに判断出来ない微妙な記事。 まずは、両方とも読んでみたい。 2012年の文学界、図書館にあるかなぁ・・・

宝島のチュー太郎さん(@kawabataya)がシェアした投稿 - <time style=" font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; line-height:17px;" datetime="2019-09-01T02:39:01+00:00">2019年 8月月31日午後7時39分PDT</time>





 先日、この記事がきっかけで興味をもった木村友佑という作家。
本来読みたかった小説(2012年の文学界)は入手出来なかったが、その一環で知ったのがこの本。



GRANTA JAPAN with 早稲田文学 02
早稲田文学会
早川書房




英語圏最大の文芸誌グランタが選んだベストの中のベスト!
歴代の「若手ベスト作家特集」に選ばれた158人から厳選。カズオ・イシグロによる最新長篇『忘れられた巨人』冒頭2章をいち早く掲載するほか、ジャネット・ウィンターソン、ジョナサン・サフラン・フォア、ダニエル・アラルコンなど、日本でも人気の作家による本邦初訳9作品が登場!
さらに、窪美澄、藤野可織、島田雅彦、堀江敏幸、黒田夏子といった日本の実力派8人の新作書き下ろしも。





 そこで、待望の木村友佑の「突風」という短編を読んだ。
主人公の職業は、やはりガラス拭き職人。
そして時代背景は、憲法改正なったが為に徴兵制が復活した近未来の日本。
政府を批判したものは官憲に引っ張られ粛清される。
まるで70年余り前の、国が狂った時代のデジャブの様だ。
「慣れる」ことに疑問を感じない国民ばかりになると、行く末はこんな悲惨なことになるよ、と警告されているようだ。

そして、そこに、硫黄島で戦死した夫の代わりに3人の娘を必死で育てた婆ちゃんの臨終。
この人は、ただ家族の為だけに働き、やがて生まれる孫(主人公)を無償の愛で包んだ。

戦争と庶民の対比を通して、「いいのか今の日本!」と言っているようだ。
「こういう小説もアリ」だと感じた。




 次に読んだ藤野可織の「時間ある?」
やたら「親友」という単語が出てくる。
しかし、一人称で語られる主人公は「親友を軽蔑している」と吐露する。

「なかなか親友と呼べる友人は居ないよな」と、自己を振り返りつつ読み進めれば、「軽蔑」という真逆の評価。
「まあ、そんなものなのかも知れないなあ」と更に読み進めて辿り着いた結末に、ザワっとする疑問。

「なんで?どういうこと?」
その結論は読者が決めろということか?

もしかして、親友は自分?
いやいやいやいや、とすると全部「私の頭の中の世界?」

 いやあ、久しぶりに怖い小説に出くわした。
今後、彼女の作品を追ってみたいと思う。



 まだ知らぬ有望新人作家との邂逅。
この本のコンセプトはそこにあるのかも知れない・・・











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