小学校、中学校と同じ学校に通った同級の友人と、
随分久しぶりに飲んだ。
厳密には、飲むのは20年ほど前にあった同級会以来
ということになろうが、そのときはじっくり話す状態
ではなかったので、気分的には中学卒業以来である。
中学時代、夜中にこっそり抜け出して、たまり場で遊
んでいた不良仲間とは別の友人である。
所謂優等生であった彼は高専に進学したため、そこで
縁が薄くなった。
そこを卒業して、横浜の電機関係の会社に就職したと
聞いていた。
それが、ここ数年、時々こっちで顔を見かけることが
あった。
それは、盆、正月の季節ではなく、ごく普通の日に、
それも割と長く居るようであった。
聞けば、仕事をやめたとのこと。
そんなこんなで気になっていたところで、数日前に
また買い物先で出会った。
近々一献傾ける約束をしたが、具体的には決めなかった。
電話番号を聞いておけばよかったと後悔するくらい
だから、お互いに本気ではなかったのかも知れない。
そんな折りに今度は「宝島」に買い物に来てくれた。
そこで、今度は本気で日時を決めたのが、この夜である。
もう8年近く無職の状態らしい。
母上が高齢のため入退院を繰り返す状態らしく、その
見舞いの為に帰省しているらしい。
海外旅行も多くしているらしい。
独身である。
生活のパターンが常人ではない(笑)
それはそれで結構なことだと思う。
人それぞれの生き方、考え方があってしかるべきだ。
一通り近況を聞いて、疑問が氷解したら、今度は
昔話だ。
彼の母方の実家が香川県の粟島という島にあって、
私の記憶では、中学の2年と、3年の夏休みに
2年連続で遊びに行った筈なのだが、彼の記憶では
1回だけらしい。
こちらが覚えていてもあちらが覚えていない、また、
その逆の場合もあって、記憶とは不思議で面白い
ものだ。
粟島行きの件は、証言者たる者があと3~4人
は居る筈だから、今度はその友人たちも誘おうと
いうことになった。
過去を振り返ることに何ほどの意味があろうかと
言えなくもないが、日々の雑事にかまけて、大切な
ものを忘れてはいないかと自問自答をする
チャンスかも知れない・・・
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