宝島のチュー太郎

酒屋なのだが、迷バーテンダーでもある、
燗酒大好きオヤジの妄想的随想録

酒を利く

2005-11-07 08:11:44 | 酒のこと


先刻、ときどきお邪魔するあびぃさんちでコメントを書いていて思いました。
それは、お酒がメインのブログなのに、「酒の利き方」についてなんにもこれまで投稿してなかったなあ、ということです。

そこで、私ナリの経緯とポイントを、今日は述べたいと思います。

まず、きき酒師の資格をとることから始まりました。
多分、もう10年くらい前になると思います。
「酒屋」なんだから、「きき酒師」の資格くらいもたなきゃと思い、その教科書で勉強をしました。
元々、酒全般については独学とはいえ、基礎的な知識は持っていましたので、さほど目新しいものは無かったのですが、やはり、「日本酒の区分け」については勉強になりました。

ソムリエもそうですが、きき酒師の重要な役割は、伝えることの難しい「官能」の部分を、如何に言葉に置き換えて伝えることが出来るかということだと思っています。

それが、ひいては、「日本酒の愉しさ」を伝えることに繋がり、飲み手が増え、造り手も向上するという善循環を呼ぶのだと信じております。

ああ、また悪い癖で裃を着てしまいました。

もっと平たく言いますね。

きき酒師のマニュアルでは、日本酒をタイプ別に分けています。
詳細を述べるのは、ここではその必要性を認めませんので、知りたい方は、きき酒師のサイトでお調べくださいね。

そこで、そのタイプごとの香りの特徴、ベクトルが「私の物差し」のひとつとして加わりました。

多分、これが転機だったろうかと思います。

それと並行して、「酒天倶楽部」という地元の仲間のサークルで、毎月持ち寄った酒を利き、コンテスト状態にして遊んでいました。

二通りのコンテストをやります。
マッチグでしたか?
要は線結びです。
同じ酒を二列に分けて並べます。
そして、どれとどれが同じ酒かということを当てていくのです。

酒造組合が毎年業界内でやっているのがこれに当たると思います。

もうひとつのコンテストは、1点当てです。
大抵、4~5種類の酒が集まりますが、出された酒はどれか?というやり方です。

最初はみんな惨憺たるものでしたが、1年も経てば、それぞれの実力がメキメキついてきました。

マッチングはほとんどのメンバーが全問正解を経験しておりますし、1点当ても、全員の平均でも6割くらいにはなりましたか。

私もマッチングは大抵全問正解。
1点当てで7割正解くらいにはなったと思います。

そんな経緯の中から、私なりに掴んだコツのようなものを披露します。


*香りのファクターを覚える習慣をつける。
(私は何でも、まずクンクン嗅ぐ癖がつきました。マナー的には?ですが。)

*口に含む量を一定にするように心がける。

*一度舌全体に行き渡らせる。
(部分によって、違うファクターのセンサーが埋め込まれています。)

*鼻に空気を抜いてみる。
(含み香といったものが判ります。)

*官能をすぐにメモる。
(すぐ忘れますから。)

こんなとこです。

あ、それと、食べたり飲んだりするときに、いつも、一旦脳ミソに、「これはどう?」というお伺いをかける習慣が、利き分ける能力に磨きをかけますよ。

そうすると、「今日のみそ汁はいつもと違う味噌?」とか、「ここのうどんはダシに味の素入れすぎ?」とかいうことが判るようになります。

果たしてそれが良いことかどうかは判りませんが・・・



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 昼ごはん | トップ | さっきのお客さんたち »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

酒のこと」カテゴリの最新記事