白爺の独り言

故郷テニアン島へ帰る旅!
 古い友達と巡る秘湯の旅!
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お暇な人 寄っていって~。

Emiiの生誕地 マルポ

2006-03-09 09:24:12 | テニアン
Emiiが生まれたのは、南洋群島テニアン島マルポ22番地です。 
上の写真がその場所です。 

初めてテニアンに行ったときには、家の土台や牛小屋の囲いまで残っていましたが
今では、ボロアさんのご子息が家を建てて住まわれています。 

家の近くからライオン岩がよく見えます。
テニアンでライオン岩の山を見るなら、ここが一番とEmiiは威張っていますよ。





この一帯は、戦前からマルポの井戸と言われていて、
近くに南洋興発の水源地がありました。 
水源では水揚げポンプの音が一日中響き、太い水道鉄管がソンソンの製糖工場まで鉄道線路に平行して敷設されていました。
ただし、この水は砂糖をつくるために使用するので、
人間様は、天水を飲んで我慢していました。 

当時は、ここに水神様が祀られていて、写真のような碑もあります。



今では、テニアンの水源地になってしまったので立ち入ることが出来ず、
見ることが出来ません。ザンネン 
ここまでで、中を偲んでください。

             

マルポの鎮守様は、マルポ神社です。
最近、タガンタガンの中から鳥居も出てきました。
神殿には、今キリスト様が祀られていて、6月には大きな大祭が開かれるそうです。



境内には、大きな千本木(昔はこう呼んでいたがガジュマルの木)があって、
今でも、昔のままの姿を残しています。
この木には、赤と黒とで鳥の目のような実をつける蔓が巻いていますので、
行ったら気をつけて見て下さい。

                  

また、今境内にあるタガ・ストーンは、昔は無かったように思います。
マルポは、テニアンで日本人が踊る島民踊りの元祖で、顔や身体に竈の墨を塗り、
島のお祭りや、運動会の余興などに熱演していました。 
戦後引き揚げてからも、マルポ会の宴会などで踊られていましたよ。 
  ウワトロヒー・イッシイッシシー・・・ 



マルポには、カスカー山があり、道路や工事に使うカスカー(サンゴ礁の堆石岩?)を
掘っていました。             

               
                    カスカー山です。
椿の葉に似ている木が生茂っている、葉つばき山もマルポの名物でした。

Emiiは、5年生のときにマルポ小学校からテニアン小学校に転校して来ましたが、
戸籍謄本に記載されているのは、「テニアン島マルポ22番地で出生」なので、
マルポの話は終わることがないでしょう。 






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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
マルポの魅力 (荘之助)
2006-03-10 21:28:58
マルポの魅力は、テニアンにどっぷり浸からないとわからないかもしれませんね。

ちょっぴりディープなテニアンのスポットですよね~!

ボクはテニアンの主要観光スポットを回り終えたら、このマルポ地区がとても気になるようになりました。

マルポの井戸、現在では目にすることができないのが残念でなりません。

和泉神社は、この前見ることができたけど・・・

やっぱり、テニアン=水が貴重=優良な水源=マルポの井戸と思うと、ど~してもマルポの井戸がどうなっているのか見てみたい!!

カスカー山の存在は知りませんでした。

今度見つけてみようっと!
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とても美しい。 (ちづ)
2006-03-10 22:59:50
白い神殿がとても美しいですね。

結婚式でも行われて、花嫁さんが出てきそうですね。
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マルポの神社 (白爺)
2006-03-11 09:53:57
マルポの神社に行くのには、6月が一番いいですよ。6月始めにキリストの大きな祭りがあるので周辺は綺麗に整理されます。

昔の市街地は今は寂れていますが、汽車の停車場がありバス通りには,沢山店がありました。

今も住宅になっているところが多くありますが、先日お邪魔したら、昔の風呂場にドラム缶の露天風呂が作られていました。

最近どうなったかなー?

井戸の付近は昔からテニアンの野菜農園が多く、今でも、田舎の匂い(何ともいえない肥しの匂い)が懐かしく思い出されます。



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