テニアン島の砲台

テニアンのＦホテルから
「兵隊さんの遺族が来るのだが、沼田砲台があった場所を聞いている。どこにあったのか知らないか？」　
と電話がありました。　　

砲台の話をすると、機関砲も砲台だと答える人もいて、正確な解答がもらえません。



白爺が戦後初めてテニアンに行ったときには、写真のように白爺が引き揚げる前に小学校の校庭に築いた機関砲がそのまま残っていました。
これも砲台と言っていました。　
この機関砲は、現在空港に移設し展示してあります。

大砲のあった場所といえば、白爺もＥmiiも、ペペニグルの小川砲台とカロリナスの大砲は知っているのですが、沼田砲台がどこにあったかは知りませんでした。

頼まれると嫌とはいえないＥmiiは、テニアン守備隊の兵隊さんを探して、いろいろと聞いていました。　

頑張れば分かるものですねー！。　

当時海軍通信隊として、テニアン島のカロリナス台地とラソー神社に電波探知機（レーダー）を設置したり、司令部が移動する際には電信線を必死で張り巡らしたりしていた小野寺さんに聞いたところ、すぐに分かりました。

テニアン島にあった砲台は、三ヶ所だそうです。
一つはペペニグルに築かれた小川砲台です。　
この砲台は今でも残っているので、ご覧になった方は多いと思いますが写真の通りです。

　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　小川砲台です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　この砲台は、米軍の軍艦に直撃弾を命中させています。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　米軍は機雷に当ったと思っていたそうです。



　砲台の向かい側から、ソンソン町を眺めた景色です。
白爺はこの場所を、テニアン推奨景色の一つだと思います。

眼下には、透明度の高い海に、珊瑚礁が美しく眺められ、大きな魚が回遊しているのまで見えますよ。

　　　　　　　　　　　　　　

さて、二番目の砲台は、カロリナスの慰霊碑に行く途中の高台に築かれた柴田？砲台です。　

この砲台は初めてテニアンへ行ったときには、カロリナスに行く道の傍らに砲身だけが横たわっていましたが、今はテニアン空港のロビー横に展示されています。



砲身が置かれていた付近からソンソン町を眺めた写真です。

残りの砲台は、牛岬にあったそうです。　
この砲台が沼田砲台と言われていたそうです。

　　　　　　　　　　　　　　

この付近に築かれていたのでしょうが、白爺は場所も砲身も見たことがありません。　　　　　　　　　　　

サイパン島も目と鼻の先に見える場所で、昔の戦争なら砲台を築く最適の場所だったでしょう。



この場所も白爺が推奨する景色の一つです。

Ｅmiiは、早速テニアンに電話をして、
大砲のあった場所は、
①ペペニグルに小川砲台
②カロリナスに柴田？砲台
③牛岬に沼田砲台
が築かれていたと、連絡していました。

白爺は、テニアンに行ったら改めて見てこようと思っています。