芦ノ湖の観光を終えた白爺たちは、国道1号を三島方面に下って箱根の関所跡にきました。
車を駐車場に停めた白爺たちは、古の東海道を歩いて関所に向いました。
復元されている関所の面影は、概ね140年前に眺められたものと同じだそうです。
建物の中ではスピーカーを利用して当時の様子を説明していましたが、白爺は認知症が進んだのか建物を出た途端に忘却してしまいました。
パンフの説明によると足軽番所は、大番所・上番休息所に次いで大きな建物だそうです。
昼間は足軽が控えており、夜は足軽が寝ていたそうです。
5頭の馬が繋げるようになっていたのですが、常時2頭しかいなかったので開いた場所には掃除道具や火消し道具などが納められていたそうです。
井戸の跡も造られていました。
下番が竈で火を焚いています。
「火吹き竹」を使って火に勢いをつけていますが、白爺も子供の頃には同じことをさせられていました。
足軽の休息所です。
お茶を飲む時も正座をしていたのでしょうか?
台所の土間です。
関所役人の食事などが作られていたそうです。
湯殿には風呂桶は無く、「たらい」に湯を汲んで湯浴みをしていたとパンフには書かれています。
ここにも台所がありました。
味噌樽や漬物樽も置かれています。
当時のトイレです。
白爺も南洋から引揚げてきた頃、若狭の田舎で同じものを見たことがあります。
トイレは雪隠と言われていました。
「雪隠詰」という言葉もありますが、トイレに閉じ込められた状態を表した言葉でしょう。
足軽がお茶を飲み始めたので、白爺もチョッと一服させてもらいます。
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