思い起こせば、今年の7月、私にとって人生の転換期がある日突然やってきたのです。
そう、いろーんな意味での人生の転換期が!
取材先の料理研究家の先生と、ロケの合間にいつものようにバカ話をしていた私に先生がひとこと
「庄司さん、あなた本書いてみなさいよ」
「えーっつ!そんな、私本なんて無理ですよ・・・何書けばいいんですか?」
「あら、だって庄司さんがいつも話してくれる取材ウラ話、おもしろいじゃない、とにかく出版社紹介してあげるから・・・」
行動の早い先生、なんとその場で出版社の編集者に電話!
「来週、会ってくれるって、その時、何か書いたものもってきてくださいって」
「な・・・何か書いたものって・・・?」
あまりの早い展開になにがなにやらよくわからなっかたのですが、とにかく何か書かなくちゃ・・・
それまで日記もつけたことのない私、文章なんて書けるのかしら?
しかし、しゃべることでは、負けないぞ、えいっ!ままよ!!、人にしゃべってると思って書いちゃえ!しかも、取材先では悪戦苦闘、なんたって、タコに吸われたり、蚊百匹の部屋に入って人体実験したり、
すずめばちと戦ったりしてきたんだから、ネタにはことかかないや!
とばかりにコピー用紙にサインペンでなぐり書きして、まずは3章かきあげて編集者のもとへ・・・
彼女が目の前で原稿を読むのをドキドキしながらじっと待つ私・・・・・
編集者、顔をあげてひとこと。
「おもしろい!この調子で書いてください!本作りましょう!」
えーーーーーーっ!?ホントーーー!?
本当に私が本を出版するのーー!?キャーー!やったーー!!
と夢心地の私を現実にひきもどす、編集者嬢の次のひとこと。
「ひとつだけ条件があります。原稿は手書きではなくパソコンで打ってそれを送ってください」
えーーーーーーっ!?よりによって、私の大大大嫌いなパソコンで打たなきゃならないの・・・?ど・・・ど・・・・どうしよう・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・これがいろんな意味での私の人生の転換期だったのです・・・・・・
・・・・・・・つづく・・・・・・