人生夕暮れ時のつ・ぶ・や・き

12年ぶりでブログ再開!!
ボケ防止の一助になればと・・・
日々の想いをつづります

窪美澄「トリニティ」を読む

2020-09-28 | Weblog


いろんな趣味をやったけど、結局は中途半端・・・
今一番時間を割いているのは・・いやつぶしているのは
読書かな( ^ω^)・・・

いつもブログ巡りをしていて、
書評やあらすじをみて参考にしている。
今まで読んだことのない作家さんに巡り合うこともしばしば・・・
ありがたいことです。
私はほとんど公立図書館のネットで検索、予約して借りている。
でも読んだ後、手元に置きたいと思った本は、買い求めることもたまにある。

ちょうど昨日、読み終えた本 「トリニティ」
窪美澄さんの本である。

私は同じ作家さんのものを続いて読む傾向があり、
この前は「たおやかに輪をえがいて」を読んだ。
この時初めて読んだ作家さんだったが、
文章が短く、テンポがよく進む展開は
少しボケてきた私の頭でも、すんなりと頭に入ってきた。
この本「トリニティ」はよって2冊目。
50年前、出版社であった3人の人生を
昭和、平成の時代を
エッセイスト、イラストレイター、主婦、3人三様の生き方が
時代背景とともに綴られている。

50年前といえば私は20代です。
私が生きてきた同じ時代背景で、いろんなことをを
自分と照らし合わせて読むことができた。
自分の当時を振り返りながら
新しい女性の生き方、そして主婦の気持ちの揺れが
えがかれており、懐かしく読み進めることができた。
三島由紀夫の事件、東大紛争、浅間山荘事件そして
平成へと年号が変わったこと等々・・・

このいろいろな節目の事件は
それをテレビで見たのはいつも職場の昼休みで
お弁当を食べながらであったように思う。
そのシーンは今でもよく覚えている。
この本を見て、改めて時代背景を教えられることも随所にあった。
私の時代を生きた思い出の本として、
とても面白かったのです。
昭和と平成を生きてきた方にはお勧めです。

本の写真と下に敷いてあるのは、裂き織りのテーブルマットです。