今日は「彼岸の入り」で昨夜から降り出した雨、午前10時過ぎには上がり、
総雨量は20㎜ほど、これで木々の緑も増え、開花も促進されそうですね。
気温はというと深夜の7.0℃から11時には10℃台、外は肌寒く12.3℃止まりに

さて春のセンバツ高校野球もこの雨を避け、90分遅れて10時半から開会式が
始まり、14日間に及ぶ熱戦のスタートが切られました。
WBCで盛り上がっている最中、高校野球そしてプロ野球の開幕へと。
今日の誕生日の花は、バラ科シモツケ属の落葉低木「ユキヤナギ・雪柳」、
遊歩道の植え込みではこの暖かさで、一斉に花を咲かせて春の淡雪の様な
ところも見られます。

この和名は春になると雪が降り積もったように小さな5弁の白い花を枝いっぱ
いに咲かせ、枝などがシダレヤナギに似ることからで、別名は「コゴメバナ・
小米花」、「コゴメヤナギ・小米柳」や「フンセツカ・噴雪花」。
英名はThunberg spievs。
直径8ミリほどの花は、5枚づつの花弁と雌蕊、そして雄蕊は20本にも。
花言葉は小さく白い花から「愛らしさ」と。

『雪柳ふぶくごとくに今や咳く』石田波郷
今日はその俳人「石田波郷・はきょう」の1913年の誕生日、生誕110年に。
愛媛県松山市出身で、水原秋櫻子に師事し、「馬酔木あしび」同人。
「鶴」を主宰され、新興俳句運動の隆盛とともに「人間探求派」と称された。句集「鶴の眼」「惜命」など。
『バスを待ち 大路の春を うたがはず』波郷
近くでは白くて大きな花びらのモクレン科「ハクモクレン・白木蓮」が上向きに一斉に開き始めたばかりで、ライム様の香りが漂い始めている。
中国中南部原産、江戸時代に以前い渡来し、和名はハス(蓮)に似た花の木から
「木蓮」、さらに花が白いことから白木蓮と名付けられている。
なお紫色のモクレン=シモクレンとは別種です。

中国南部原産で、9枚の花被片は3枚の萼片と6枚の花弁からなり、内部には
花芯が見える。

本来の紫色の「モクレン・木蓮」は近年「シモクレン・紫木蓮」とも呼ばれ、


中国ではシモクレン(モクレン)を「辛夷」と表すが・・・、
日本の漢字ではコブシを指す。
公園ではこのモクレン科の「コブシ・辛夷」が咲き、モンスターみたい。
花弁が上方に横にも向いて咲くことで、モクレンと鑑別できる。

和名の由来はいろんな説がある。
①つぼみの形を握りこぶしに見立てたとする説
②つぼみが開花する様子を握りこぶしが開く様子に見立てたとする説
③でこぼこした果実(集合果)の形を握りこぶしに見立てたとする説など
別名は桜に先駆けて咲き、花付きのよい年には豊作になる「マンサク」や
「タウチザクラ(田打桜)」や「タネマキザクラ(種まき桜)」 と
赤い実(種子)に辛みがあるため、「ヤマアララギ」、「コブシハジカミ」
なおよく似た近縁の「タムシバ」との相違は、コブシにはしばしば花の基部
に小型の葉が1枚つくことから区別する。
花弁は6枚、中央の雄蕊は多数で淡黄色、らせん状につく。
雌蕊も多数だが淡緑色、花軸にらせん状につく

今後もオオヤマレンゲやタイサンボクを始めとしてマグノリア種が次々と
咲きだし、甘―い香りに包まれますね。