カメラを片手に

佐紀古墳群は大型古墳のモデルか

蒸し暑い朝の最低気温は25.1℃、二日続けての熱帯夜の朝、九月も中旬なのに
夏のような陽差しで、午後2時過ぎに35.5℃を記録し猛暑日になった。
      14時、34.2℃、45%

今日の誕生日の花はユリ科の「ホトトギス・杜鵑草、時鳥草、時鳥、杜鵑 」
 Japanese toad lily(ヒキガエルのようなユリ) 、多年草です。
小庭に咲く園芸種の「タイワンホトトギス」です。
      

花はユリの花を小さくしたような形で、内面に濃い紅紫色の斑点が密布し、
この斑点が鳥のホトトギスの胸毛の斑点に似ていることが和名の由来です。
別名も「ユテンソウ?油点草」とも
花言葉は晩夏から晩秋までの長い期間、ひたむきに咲き続けることから
 「永遠に貴方のもの」
      

100年前の今日、甘粕正彦憲兵大尉らにより拉致・虐殺されたのは、無政府
主義者で社会運動家や評論家の「大杉榮、38歳」「伊藤野枝、28歳」です。 
なお大杉榮は『ファーブル昆虫記』の日本語初訳を出版する。      

今年8月20日過ぎ、奈良ファミリーから佐紀古墳群を抜け平城駅に到る大好き
な道、その両側にあるこの古墳群が奈良テレビや新聞等をにぎわしました。

      

      

       

古墳時代の4〜5世紀の陵墓が集まる佐紀古墳群、佐紀陵山や佐紀石塚山、宝来
山など4〜5世紀の大型前方後円墳が集まるが、多くは宮内庁が陵墓として管理
されて立ち入りができないため、2月に航空レーザー測量を実施し、その精密
な測量図が完成し、奈良市埋蔵文化財調査センターの村瀬陸さん(32)と、
古墳の設計を研究する奈良文化財研究所の柴原聡一郎さん(28)が発表した。

              三次元測量図

なおこれまで一部の測量図しかなく謎が多く、個人研究のためクラウド
ファンディング(CF)による資金調達を募り、上空から測量した。
      
         佐紀石塚山古墳(政務天皇陵)
      

この時代は大和政権の勢力が拡大するが、中国や朝鮮半島の文献に日本の記録がほとんど存在せず「空白の4世紀」と呼ばれ、実態は謎に包まれていた。
今回は初めて古墳群全体の精密な測量図が得られたほか、佐紀石塚山の造り出し部が段を持つ特異な構造とみられることも判明。
      
      
同様の構造は村瀬さんが調査した同時代の「富雄丸山古墳」直径109mでも
確認され、造り出し部から埋葬施設が見つかる。
      奈良市HPより

さらに日本最大2.37mの蛇行剣などが出土した。
      奈良市HPより

村瀬さんは同じ構造を持つ佐紀石塚山などの造り出し部にも埋葬施設が存在する可能性を指摘している。

また4世紀後半には東北から九州まで広範囲で大型古墳が造られており、
墳丘の構造は佐紀古墳群がモデルになったとする説もある。

柴原さんは「他の大型古墳と比較する重要な基礎資料が得られた」と話し、
村瀬さんは「4世紀は考古学でしか解明できない時代。今回の成果を起点に
研究をさらに進めたい」と話されていると。

11月中旬以降、紅葉ですのでもう一度歩いてみたい道です。
      2021.11.20

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