昨夜9時過ぎからずっと1℃台と底冷えする「大寒」の奈良の朝は、風もなく
穏やかな曇り空、その後徐々に雲が少なくなり、

陽差しと共に気温も7.8℃まで上昇し、「冬日和」の一日に。
『照り曇り心のままの冬日和』 高浜虚子

なお同じ三冬を示す季語は「冬晴れ」「寒晴」や「冬麗(ふゆうらら)」です。
奈良に縁のある俳人の句を探せば
『天照や梅に椿に冬日和』 上島鬼貫
上島鬼貫(うえじまおにつら)は、元禄期の俳諧師で伊丹の 酒造りの家に生まれ、
大和郡山藩に出仕した武士。伊丹風俳諧の中心的人物です。
小庭の椿、ワビスケは盛りを過ぎ、これからは咲き出した「有楽」が主役に。


ワビスケ椿 有楽椿
枝垂れ白梅は、まだ蕾が・・・

午後2時と3時の「こども見守り」ボランティアも、雲一つない晴天で、
空には三日月までも上がっている。


有難いことに風もなく、冬の陽の光が降り注いで温めてくれてそう。