薄曇りの朝の気温は10.0℃からスタートし、日本海に進む低気圧に吹き込む
南風により、最高気温は25.1℃迄上がり夏日になりました。
東の春日奥山を見れば、PM2.5?か霞んでおり、明日の朝の雨の後には、
黄砂も襲来すると予報されている。
なお天気図では、フィリピン東海上に熱帯低気圧が発生しており、早くも夏?
もう台風の動向に注目しないといけないの。
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さて1903年の今日、山口県・仙崎出身の童謡詩人「金子みすゞ」の誕生日
生誕120年にあたります。
詩人・西條八十は彼女を評し「若き童謡詩人の中の巨星」と賞賛している。
だが彼女の生涯は明るいものではなく、23歳で結婚し、一人娘を得るも、
無理解な夫から詩作を禁じられ病気や離婚にいたり、26歳で自死の道を選ぶ。
みすゞの詩は約500編遺されたが、多くは未発表で、没後苦労して集められた
詩をまとめ「金子みすゞ全集」が発刊された。
日本並びに世界の多くの人々に愛され続けており、CM等でも用いられる。
地元仙崎では、生誕120年を記念し、4月2日に式典が開催された。
誕生日の今日は金子みすゞ記念館にて「記念セレモニー」
そして記念企画展「金子みすゞの甦り-57年の軌跡-」4月27日迄
特別展示では、三冊の遺稿手帳(実物)特別公開(4月2日~11日迄)や
みすゞが着ていた着物のレプリカ展示や、開館20周年記念入館券配布も・・。
昨日の夕方、連れ合いから散歩がてらに「ワラビ」を採りに近くの山へと
誘われた。あの山はあまり生えていないはずなのに・・・
おもり役としてしぶしぶついて行けば、下草が刈られ陽当たりもあり、良い
条件なのですが、いかんせん瘦せた地面、雨が降った後ならまだ?
連れ合いは数本なのに、ちゃんと一晩灰汁で、あく抜きしていた。
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ふと藪を見れば、「ガマズミ・莢蒾(中国名きょうめい) 」の花が一輪、
ガマズミ科・属の落葉低木で、秋に赤い実が成り、食べられ、食用酒にも。
古い時代は果実を衣類の摺り染目に用い、『万葉集』1334に「菅の根」として
「真鳥住む卯名手の神社の菅の根を衣に書きつけ服せむ児もがも」
ガマズミが文献に現われるのは、小野蘭山の『本草綱目啓蒙』で、平安時代の
『本草和名』をはじめとする。
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和名「ガマズミ」の由来は諸説あるが、
①牧野富太郎は、万葉のスガはガマズミのズミと同系で、ソミ(染)→スミ→
ズミと変じ 、万葉集の歌が証明すると。
②前川文雄は、山の神から授かった「神の実」で「神ヅ実(カミヅミ)」が訛る
③赤い実という意味の「かがずみ」が転訛したもの。
④ガマズミの堅い材を鍬(カマ)の柄に用い、果実を染(ソメ)物に用いたことで
⑤実を噛むと酸っぱいので(噛む酸実)
別名は地方により多数あるも
1712年の『和漢三才図会』八十三 喬木では
「莢蒾(けうめい)」「撃蒾」「羿先」「孩兒挙頭」、
1803年一版『重修本草網目啓蒙』二十四 喬木では
「莢蒾」「ガマズミ」「ズミ紀州」「カメガラ伯州」「ムシカリ尾州」
「カメザシ羽州」「カマトウシ薩州」「イタチノケタガヘシ」など記載。
『植物の名前小事典』 清水 清/著 誠文堂新光社 1978、p32 ガマズミ項
アカメンコ、ウシコロシ、ウシタタキ、ウシノシタ、ウシノヨダレ、シドミ、シモフリグミ、ブラブラなど。とあり、ソゾミは記載なし。
アカメンコ、ウシコロシ、ウシタタキ、ウシノシタ、ウシノヨダレ、シドミ、シモフリグミ、ブラブラなど。とあり、ソゾミは記載なし。
花は、枝の先の散房花序として白い小さな花を多数咲かせる。
花の直径は約5mmで、花冠は5裂し、雄蕊も5つです。
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花言葉は「結合」で、小さな白い花が半球状に集まって咲く姿に由来する。
また一年を通し様々な表情を見せることから「私を無視しないで」と。
連れ合いをあまり無視していると怒られますので・・・・
明日の雨も後、木曜日には少し遠出して「ワラビ採り」に出かけるかも。