奈良の今朝の最低気温は19.9℃でまだ爽やかさが残るも、厳しい日差しで気温
は上昇し、午後3時過ぎに34.5℃に達し、この暑さは今日がピークらしい。
それにしても梅雨入りはいつになるのやら
11時、29.5℃、44%
NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花はセンダン科の「センダン・栴檀」
この辺りではもうすっかり散ってしまいましたが・・・
平均樹高15mの落葉高木で、成長が早く幹はまっすぐに伸び傘状に広がる。
古くは万葉集にも登場し、例として万葉集 17巻 3913 大伴家持
『保登等藝須 安不知能枝尓 由吉底居者 花波知良牟奈 珠登見流麻泥』
霍公鳥(ほととぎす) 楝(あふち)の枝に 行きて居(ゐ)ば 花は散らむな 玉と見るまで』
意)ほととぎすが楝(あふち)の枝にとまれば、玉が散るように花が散ってしまう
このようにアフチと呼ばれ、他にオオチ、オウチ、アミノキなどと呼ばれた。
木材や葉はほんのりと香り、「2~3回羽状複葉」の葉の付き方も特徴的で、
花はその年の枝の葉のつけ根から花茎を出し、直径2cmほど円錐状にまとま
って開花し、その様子は薄紫色の花がもやがかかったように。
萼と花弁は5枚、その花弁の表側は白い毛でおおわれ、裏側が薄紫色で、
花はその年の枝の葉のつけ根から花茎を出し、直径2cmほど円錐状にまとま
って開花し、その様子は薄紫色の花がもやがかかったように。
萼と花弁は5枚、その花弁の表側は白い毛でおおわれ、裏側が薄紫色で、
10個ある雄蕊も紫色に。なお雌蕊は1個。
花言葉は「意見の相違」、中国ではビャクダンのことをセンダンと呼ばれ、
ビャクダンと間違われやすいことが花言葉と関係しているとの説もある。
花言葉は「意見の相違」、中国ではビャクダンのことをセンダンと呼ばれ、
ビャクダンと間違われやすいことが花言葉と関係しているとの説もある。
今日はイタリア現代詩の巨匠、1959年にノーベル賞文学賞を受賞された
「サルヴァトーレ・クァジモド Salvatore Quasimodo」66歳の忌日。
『そしてすぐに日は暮れる』が有名、河島英昭氏の訳でも独特な宇宙感が
人はみなひとりで地心の上に立っている
太陽のひとすじの光に貫かれ、
そしてすぐに日が暮れる
人はみなひとりで地心の上に立っている
太陽のひとすじの光に貫かれ、
そしてすぐに日が暮れる
昨日も暑い最中、若草公民館主催「森林インストラクターと行く植物観察」に
結論を言うと、外来種の進出で、多くの在来種が圧迫されている現状をみた。
そして行政も予算減により、適正な管理がなされていない現状が外来種の進出
を助長しており、適正な行政のかかわりと、各個人ではボランティア活動に
頼ることもありかな?
自然観察のコツは、全体から細部へ、
例えば全景から個々の樹木、樹形から葉っぱ、花のつくり
鳥の目と虫の目をもって観察すると自然がよく見えてくる
・里山の景観と二次林(針広混交林)の構造
・森林の遷移(移り変わり)、時の流れを意識して観察すること
・個々の植物を見てみよう!
樹木の樹高の違いに注目(つる性~低木~高木)
陰樹と陽樹(日向に生きる植物と日陰で生きる植物)
陽樹:アカマツ サクラ クヌギ アカメガシワなど
陰樹:シイ カシ ブナ スギ アオキ
集合は奈良市の鴻池陸上競技場で、周回路の工事中で道路際のナンキンハゼ
などの樹木が伐採され、その跡にはもう植物が・・・
ナンキンハゼの種が落ちて、一年目の幼樹がいっぱい生えてきている。
中国原産のトウダイグサ科の落葉高木で、江戸時代に種子から蝋を採る目的で
長崎に渡来したが、ハゼノキよりも蠟が少ないため廃れたが、奈良公園では、
四季折々楽しめる樹木として1928-1929年に公会堂周辺に初めて導入された。
だが鹿は食べないことと、陽樹でしクヌギなどの生育に悪影響を与え、さらに
環境省の「我 が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト
(生態系被害防止外来種リスト)」 にも登録:123番(分布は拡大~まん延)
春日奥山原生林を始めとして奈良公園で伐採されつつあるが、写真のように
種子から容易に発芽する繁殖力の強さとともに、成長が早く横に広がり、また材としても裂くいため、大きくなり台風などで倒木しやすい。
一年目はすぐ抜けるが、二年目以降は根が張り難しく、高木になればなおさら
同じく成長の早い要注意外来生物リストに記載の「ニセアカシア」も。
北米原産のマメ科の落葉高木、和名は「ハリエンジュ・針槐」で棘がある。
日本には1873年に渡来した。現在では蜜源植物として養蜂家には重要という
街路樹、公園樹、砂防・土止め用の植栽、材は器具用等に用いられており、
行政はどうするのでしょうか。