カメラを片手に

アメリカオニアザミも生態系被害防止外来種

今朝の最低気温は20.8℃、通りで薄い布団一枚でも寝れた訳、シャッターが
5時過ぎに設定が変えられ、曇り空で冷気が寝室に流れ込み、二度寝を。
でも気温は11時過ぎに30.6℃迄上がるも、天候は下り坂で、夜には雨が・・・
この後の天気予報、梅雨前線が一時南下し日曜・月曜は晴れ間だが、その後
梅雨前線が北上して、18日火曜日が梅雨入りとなるような天気図ですね。
      11時、30.1℃、42%

NHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花はユキノシタ科の「アジサイ・紫陽花
原種は「ガクアジサイ」とされる日本原産の落葉低木。

江戸末期にヨーロッパに渡り品種改良がなされ、セイヨウアジサイとして
逆輸入されている。
花びらに見えるのは咢片で、散りにくく、長期間楽しめますね。また土の酸性
度により花の色が変わり、アントシアニンという色素の一種のデルフィニジン
が含まれ、アルミニウムイオンが酸性の土壌では青色系統、中世~弱アルカリ
性の土壌では赤・ピンク色系統の花が咲く。
色が変化することで七変化と言う別名もあり、花言葉は「移り気 / 乙女の愛

なお白い花をつける品種など、色が変わらないタイプもある。
北アメリカ原産の👇「カシワバアジサイ」と右は「セイヨウアジサイ」👇
      

昨日の続き、若草公民館主催「森林インストラクターと行く植物観察」 からで
近年、道路際に大型のアザミで大きな棘をもつのをみたことありませんか。
アメリカオニアザミ」別名「セイヨウオニアザミ」というヨーロッパ原産の
キク科の多年草で、日本には1960年代にアメリカから輸入された穀物に混じり
渡来し、アメリカの名が付けられた。

環境省から「生態系被害防止外来種、138番」で、分布拡大~まん延期の認定
を受けている。
というのも生命力が非常に強く、花以外のすべての部位に硬く鋭い棘を持つこ
とで、好んで食用とする虫や動物がおらず、繁殖しやすく、自然界のバランス
を壊す危険性から、人間や家畜にとり非常に危険な存在です。

      ノアザミ(小庭にて)

ノアザミとの鑑別点
①全体に50㎝~150㎝と大きい。
②花が上向きだけでなく横向きにも咲く
③葉の全体を取り巻くように棘があり、先端には尖ったクリーム色で太い針の
 ような棘が飛び出す。

      
「ツルニチニチソウ・蔓日日草」も南ヨーロッパ原産で明治時代に渡来し、
茎の葉腋に青や白色の花を咲かせ、全国的にまん延し、重点対策外来種に
指定されている。


そしてもう一つ、適切な管理が必要な外来種との指定に外来クサフジ類の
ナヨクサフジ(スムーズベッチ)」、1943年に野生化が確認されている。
マメ科の一年草で、クサフジとカラスノエンドウとよく似ており、鑑別点は
①毛の有無:茎に細かな毛が生えるのがクサフジ、ないのがナヨクサフジ
②花の色:クサフジは青紫で、ナヨクサフジより青みがかる。
花言葉は蔓から「世渡り上手」 

近年、よく見るようになった「トキワツユクサ・常盤露草」、正式名は、
「ノハカタカラクサ・野博多唐草 」、観賞用に昭和初期に渡来し、最近訪れた
生駒山の山中でも繁茂していた。
常緑の葉に白色の花を咲かせる多年草でに白い花びらを3枚、三角形のように
咲かせ、葉っぱは長楕円形で先端が尖る。
花の真ん中に、先端が黄色い雄蕊6本、雌蕊1本あります。

まだ他にもあったようなのだが、記憶が・・・・
里山らしい風景だが、よく見れば陽樹のマツは押しやられて松くい虫の被害
もあり、数が少なくなり、外来種が幅を利かせ始めている。
50年前と今では風景が違っているのでしょうね。


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