今朝も21.9℃迄上がるも、湿度が高く爽やかさはなく、午前中は晴れ間もあっ
た奈良ですが、午後2時前から一昨日からのように黒雲が空全体を覆い始めた
これは紀伊山地で寒気と南からの暖湿流がぶつかり合ってできた雨雲が発達
しながら北上しており、午後3時頃から雷と共に激しい雨が降り始め、奈良市
には警報も発令された。
13時半、30.5℃、63%
60年前1963年の今日、NHKが「女性会社員」を意味する「BG(ビジネスガール)」
、「英語でBG は bar girl の略称で売春婦の意味である」として放送禁止用語
とした日です。
東京オリンピックを翌年に控えた1963年、上記の実態のない噂から禁止たと。
この機運ににて週刊誌『女性自身』が「東京オリンピックで来日する外国人の
誤解を防ぐため」この単語を使わないようにすることを提案し、代替語の誌上
公募を行った結果、11月に候補の中から和製英語で造語の「OL・オーエル」
office ladyの略を選出したと発表した。
実は7位で、1位は「OG・オフィス・ガール」と週刊誌『女性自身』編集長
櫻井秀勲が「職場の女の子」という意味の様で個人的に気に入らないという
私情から「OL・オフィスレディー」が1位になったかのように捏造されたこと
が後日明らかになっている。
女性の社会進出が明らかになった大正時代「職業婦人」や「オフィスガール」
と呼ばれ、昭和中期以降は「business girl」の頭文字を取った「BG」という
単語もあり、昭和30年代の高度経済成長期には「ビジネスガール」「BG」と
いう呼称はしばしば使われていたようです。
現在では、あまりOLも使われないように感じますが・・・
さて英語圏ではどのよう呼ばれているかといえば、英語での同じ意味の表現は
office worker(オフィス従業員)や company employee(会社員)があたる。
だがこれらに女性を意味する female を付け「女性のオフィス従業員」という
表現はされない。これは職場で性別・年齢・人種・ 宗教・性的指向などの
「本人と不可分の属性」は不公平な差別に繋がりかねず、差別があったと思わ
れかねないことから、必要もないのにこれらを公表したり尋ねたりすることは
タブーとして戒められているためです。
さて法律の面から考えてみると、現在は「雇用の分野における男女の均等な
機会及び待遇の確保等に関する法律」がある。
その始まりは、遅く1972年(昭和47年)7月1日の「勤労婦人福祉法」に遡り
1981年に発効した国連の”女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条
約(女子差別撤廃条約)”批准のため、1986年に通称「男女雇用機会均等法」、
「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律」が
施行され、その中に
"第11条にセクハラ防止措置として、セクハラは異性に対してのみならず、
同性に対するものも含まれる。 ”と。
第11条の2にはマタハラ防止措置も
2007年(平成19年)4月1日 - 同法改正法施行が一番新しい。
16年前の法律、世界はどんどん変わっているのに
男性社会の政治家、法律を創る立場なのに、古い考え方から抜け出せておら
ず、最近マスコミをにぎわす出来事の一因になっているのでは?
日本の社会後進国性に思いやられますね。
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先日夕暮れの興福寺界隈を訪れている。
興福寺の国宝・五重塔は今までに5回の焼失・再建を経て1426年頃に再建され
、日本で2番目に高い塔(50.937m)です。
現在修理のため素屋根を建設途上で、 迂回路の整備から始められている。
秋の行楽シーズンが終わると本格的に60m覆い屋が作り始められますね。
2030年頃にならないと見られじ、しっかりとこの姿を目に焼き付けました。
突然鐘の音が南円堂から聞こえてきた。時刻は午後6時です。
あわてて行けば、南円堂の鐘をつかれていました。
つかれた後、手を合わせてじっと・・・そして次の鐘を、6回
南円堂前の「右近の橘」、青い実と花が一緒に
南円堂、813年の創建以来四度目の建物で、寛保元年(1789)に再建され重文、
鎮壇には弘法大師が係わったことが諸書に記され、西国三十三カ所九番札所で
本尊は不空羂索観音菩薩像、法相六祖像や四天王像が安置される。
お参りさせていただきました。
石段を下り、猿沢池から五重塔を眺めました。
この姿も7年後にならないと見られない。