朝から良いお天気で最低気温は0.9℃と冷え込んだ奈良ですが、用事で出かけ
た10時過ぎの奈良公園、東大寺前交差点から春日野をみれば、若草山の芝も
覗けます。参道に人の姿は数えるほど、あっ修学旅行の小学生たちですね。

帰りの11時前、同じ東大寺前交差点から南大門を望めば、観光客は少しだけ
増えたようだが・・・お土産物店や人力車は手持ち無沙汰ですね。

春日大社の参道もお参りの人は少ない

春日大社は江戸時代末期の旅行案内書の『大和図絵』には
鹿の春日大社として描かれている。

ホルンでの鹿寄せは土日だけ10時に、平日の飛火野では鹿も人の姿もない。
手前の小さな池は『雪消澤古蹟(ゆきげのさわこせき)』で石碑が左手前に
あまり最近は呼ばれない名で、私は初めて知った。
風雅和歌集巻第一春歌上17 崇徳院御製
『春くれば 雪消の澤に 袖たれて まだうらわかき 若菜をそつむ』
意味)春が来ると、雪の消えて水のまさった沢に袖を垂れて、
まだ本当に瑞々しい若菜を摘むよ。

大和名所図絵には春日野の蕨摘みがのこるが、もう一月先になりますね。

御蓋山がぐっと迫ってくる。

しかし奈良に春を呼ぶ「お水取り」の期間中なのに本当に観光客は少ない。
COVID-19で一都三県の緊急事態もさらに二週間ほど伸びそう。
東京オリンピック開催をかける菅総理と小池知事、目先の数字を追うだけで、
具体的な予防策が打ち出させていない。国の金が垂れ流しになるだけだ。
無為無策の限り、非常時の危機管理能力に欠けた人材は日本におらないのか。
・・・・・血圧があがりそう・・・・・
家に戻ると、12時過ぎから雲が空を覆い始めれば最高気温も16.1℃止まり、
肌寒くなってきました。明日は雨模様、いやだな。