雨音で起こされムシムシとする朝、最低気温は23.2℃と熱帯夜を免れたが、
10時前に雨が上がり、曇り空で時折陽射しがあるも、蒸し暑さが増してくる。
これは気圧の谷や湿った空気(台風11号続き熱帯低気圧)の影響で、今週は
日本列島は雨マークばかりに。大雨に警戒しなければなりませんね。
なお非常に強い台風11号、さらに発達しながら西方し沖縄の南へ向かうが、
その後は北上を始め、日本直撃コースも考えられるようだ。
12時半、27.6℃、78%
60年前1962年の今日、戦後初の国産機ターボプロップ「YS-11」型機が、
小牧空港から伊勢湾沖を56分間の初飛行を成功させている。
これで思い出したのが小型ジェット旅客機「MRJ」、2015年11月11日に
旧小牧空港、県営名古屋空港から87分間初飛行し、戻って来た雄姿(生中継)
で、興奮したことを思い出しました。
三菱重工技報 Vol.53 No.3 (2016) より
順調に開発が進むかと思われたが、延期に延期を重ね・・・
名前も「Mitsubishi SpaceJet」に代わり、総額1兆円ほどかけ認証に向け作業
されていたが、2020年5月にコロナ禍も重なり開発が凍結ということに。
残念!
日本の民間航空機産業において50年以上も航空機開発がなされない影響は大きく、日本の「もの」を作る技術は低下しているのでしょうか?
一方、ますます磨きのかかった演奏をしてくださったのは「京都市交響楽団」
、指揮者「準・メルクル」です。
先週土曜日、午後7時からの演奏会に京都コンサートホールへ。
年券を買っており、今回は京都市交響楽団 第670回定期演奏会で、TVなどで
聞いたことがありますが、初めて指揮ぶりを拝見した「準・メルクル」。
演目は、サン・サーンス:交響詩「死の舞踏」作品40 7分
フォーレ:組曲「ペレアスとメリザンド」作品80 18分
フォーレ:組曲「ペレアスとメリザンド」作品80 18分
・・・・・休憩20分・・・・・
ベルリオーズ:幻想交響曲 作品14 55分
「準・メルクル」は父はドイツ人、母は日本人でミュンヘン生まれの63歳。
交響曲、オペラ両方のドイツ作品から、近年では精緻かつ独自なフランス
印象派作品の解釈に評価が高まっており、この三作品もフランス人作曲家だ
「ベルリオーズ」はロマン派音楽の大家で、1864年に2度目のローマ大賞に
挑戦し、優勝を逃した「サン・サーンス」を評し
"真に偉大な芸術家であり、既によく知られた、事実上の著名人に投票しな
かったことを残念に思っていると告白しよう。・・・
この落選がサン=サーンスにもたらすに違いない不幸を想い嘆息しつつも、
私は彼に票を投じた。しかし、なんにせよ、人は正直であらねばならない”
「フォーレ」は教師として着任した「サン・サーンス」の最も著名な門下生、
後年彼を述懐し
"私が生涯を通じて彼に持ち続けていた、ほとんど親に対するような愛着、
絶大な称賛、絶えなき感謝が始まっている ”と
素晴らしい選曲ではありませんか。
準・メルクルさんは、さっときて登壇するや、もう振り始め、京都市交響楽団
の方々のまた違った能力を引き出しておられた。
終わるや拍手を受け所作を済ませば、足早に引っ込んではと、身の軽いこと。
そのせいか20時59分の京都方面行に乗車できたほど。
また違ったフランス音楽を知ることができた一夜になりました。