「空の感じが良い。そして、まだ妙高のピークは見える・・・」
太陽が昇り、雲が出てきた高原の空を眺めながら、木々を縫って歩き始める
下草も成長しきっておらず、若葉が元気になる頃だ
非常に山を歩きやすい時期である
しかし、この時は天敵がいた、毛虫だ
10年に一度と言われる毛虫の大量発生していた頃だ(それらが成虫になった時の恐ろしさをまだ知らなかった)
肩に毛虫が乗ってて山の中で一人奇声を上げたり、そんな奇声で熊よけをしつつ、棒っ切れで草を叩いて毛虫を落としながら進んでいく
程なくして目的地まで登り切る
登り切ってしまえば、一服が捗る
持ってきたコーヒーを片手に一息入れる時間が幸せ
きっと、私はこの写真の空を見れば、妙高高原の初夏を思い出すのでしょう
高原は雲すら爽やかで
雲って、山から出てくるんだなぁ

これぞ、峠ですから。