飯山鉄道に関して調べていて、副産物的に見付けた資料に興奮することがある
今回はその一例の紹介
飯山線を撮影していて、今は解体されてしまったが、たびたび出していた家屋がある
もともとは茅葺屋根の家だったのだろう、豪雪地域らしい家屋で線路の近くにあるということで好んで撮影していた
飯山市史 歴史編 を閲覧していた時である
そこに紹介されていた、豪雪地の住宅の写真を引用する
雪国の農家 - 中門造り(昭和50年代・岡山西大滝)
岡山西大滝とは、岡山村の名残だろう
この写真を見た瞬間に、あの家屋の当時の姿か?と興奮した
背景の山の形、そして家屋の背後の築堤は国鉄飯山線らしき雰囲気である
が、写真を見比べてみると近所の違う家屋だろうと冷静になった、まさかの当時の姿かと色めき立った後で残念だけど
それでも、当時の西大滝の雰囲気を知る写真として大いに気に入った資料である
例えば東北は福島県の奥会津には”曲家”として紹介されているが、中門造りと調べれば豪雪地域の家屋としてはメジャーな造りらしく、北陸から東北にかけて広くみられるものだということも、実感と結びつく
目的は飯山鉄道と西大滝ダム・信濃川発電所の関係だけど、副産物的にこういう発見もあるから楽しんで調べることができる
それと、鉄道と撮るって感じではなくとも、西大滝には中門造りの家屋が残っている
廃屋も増え、解体もされる時代ではあるけれども、私が出来るのは資料を調べることと、今の当たり前を撮る事だけなんだろうなと思いつつ