マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

赤外線写真

2012-01-10 13:52:54 | CMOSカメラ
年末年始、家事も頼まれた仕事も溜まってしまい、なかなか新しい記事のネタも見いだせないでいる日々が続いています。今年はまだ秋葉詣でもできていませんが、近場の家電量販店に行く機会があったので、こんなもん買ってみました。



富士フィルムのIRフィルタです。赤外線は透過するが、可視光は遮断するというフィルタです。このフィルタを使うことで、近赤外線波長の世界が見えるというわけです。OV9670にこのフィルタを付けることで、赤外線写真を試してみようという魂胆です。



しかしながら、使用した上に示したのカメラではレンズ筒内に赤外線を遮断するフィルタが入っているために、購入したIRフィルタをつけただけでは、全ての波長の光が遮断されてしまって、暗黒世界しかみることができません。そこで、レンズ筒を無理矢理開けてみて、中に入っていたアクリル板のように見える赤外線遮断フィルタを除去、代わりに赤外線透過フィルタを付けてみました。すると、自宅の窓から見える世界はこんなふうになりました。




うーん、もともと160x120しかない画像をLCDに表示したものをデジカメで取っているので、かなりわかりにくい画像ですが、青い空は暗く写り、樹木が白く写し出されます。

普通にデジカメで撮れば、下のようになります。やはり、VGA程度の解像度で写さないとダメですね。データをSDカードに保存できるようにしないと、LCD画面を撮るというのもつらいものがあります。以前にもSAM9でやったことのある内容ですが、SAM3Sでもちょっとだけ趣向を変えて取り組んでみようかと思います。




うちの近所はまだまだ空き地が残っているうえに、裏手にはゴルフ場が広がっていることもあり、周囲には緑が残されています。となりの空き地では良くキジが啼いており、時折赤い頭を見かけることもあります。このキジが、地震の揺れにずいぶんと敏感なヤツでして、昨年は余震があるたびに素早く反応してしょっちゅう啼いていました。今年は姿を見ることはあっても、鳴き声は時たまとなる一年であって欲しいものです。

そういえば、昨夜はスーパーでの買い物からの帰り道で歩道の植え込みに隠れ込んだタヌキを2匹見かけました。暗くなって行動を起こしたのでしょうが、あいつらも交通事故には気をつけて欲しいものです。