マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

足が無いと手も出せない

2013-10-25 12:40:10 | Weblog
8ピンCortex-M0+マイコンのLPC810. 実際に使ってみると思っていた以上にデバック作業がシンドイです。何しろ全てのピンを使ってしまっているので、SWDを使ってのデバックはもちろんUARTへの出力もできません。LCDをつないだままだとフラッシュ書き込みもうまくできないので、書き込みの度にLCDをつなげたりはずしたりと、面倒くさったいったらありゃしません。

しかしどこまでコードが走っているのかもわからない全くの盲目状態では、どこを修正すれば良いのかもわかりません。そこで電源状態表示のために用意したLEDをEveのPDN端子に移動。PDN端子は通常状態ではHレベルなのでLEDは点灯します。これをLレベルに落とすコードを適宜挟むことで、どこまで動作したかを確認しながら、コードを追加するという地道な作業の繰り返し。いやはや、ピン数が少ないとデバックも大変ですね。いったん、LPC812あたりを使ってコード開発を進めて、動作確認できたコードをLPC810に持って来た方が遥かに作業効率が良かっただろうと思われます。まぁ、そんな効率なんか気にしないで苦しみ続けるのが、少ピンマイコンで遊ぶ醍醐味のひとつかもしれません。

さて、そんな苦労の積み重ねを経て、どうにかEveに画面表示できるようになりました。




いったん表示できてしまえば、あとは画面にデバックメッセージを出すことで動作の様子を把握することができるので、圧倒的に作業が楽になります。画面左側の数字はそんなデバック情報となっています。画面の色使いとか醜いですが、そこはこれからなんとかしていくことにします。時計ウィジェット等については、今後の記事で説明していくことにします。